第二十五経塚の高貴寺・第二十四経塚の平石峠から穴虫峠(馬頭観音)へ

葛城修験二十八宿の道を歩くパート3です。

「里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」

として日本遺産に登録されている

高貴寺・平石峠から竹内峠・岩屋峠を経て

穴虫峠まで縦走してきました。


爽やかな秋空の縦走を楽しみました。


高貴寺は役行者の開基の名刹で、

観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんほん)の

経塚(第二十五経塚)が、

そして平石峠には、

妙音菩薩品(みょうおんぼさつほん)の

経塚(第二十四経塚)が祀られています。

平石峠まで登った後、

ダイヤモンドトレールを北上、

まずは二上山に向かいます。

この道を歩くのは何年ぶりのことだろうか?。

私が山登りを始めた頃、

今から40数年前のことになりますが、

長距離縦走という行事があり、

夕方、二上山駅をスタートし、

二上山から葛城山脈和泉山脈を縦走、

和歌山線妙寺駅まで、

夜を徹して歩き通すというものでした。

確か40キロメートル縦走コースだったでしょうか。


当時、真っ暗の中、

どこをどのように登ったのかは、

まったくのところ記憶に残っていませんが、

ここ竹内峠・平石峠を通り、

大和葛城山に向けて登ったのは確かなことです。

今、40数年ぶりに、この道を歩きながら、

思いのほか厳しかったことを実感しています。

もちろん当時、私自身、

随分と若かったのでしょうね。

とはいえ、今日は、二上山山頂には登りません。

馬ノ背近くの展望所で、

少し遅めの昼食と昼寝…。

気持ちの良い秋空は、

ことのほか疲れを吹っ飛ばしてくれます。

いよいよ穴虫峠に向けて下山開始です。

いよいよというのは、

最近、このルートは経験済みということです。

下りと言いながら、

途中から小さなアップダウンに

突入することを承知していますが、

疲れの溜まった体には、

ひっきりなしに続く階段とこの小さな起伏が、

アップッ、アップ状態、

またもや、こうして同じルートを歩いているとは…?、

とはいえ、気持ちの良い秋空の山歩きは、

満足のいく一日になりました。

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【平石城跡】

f:id:hikojima:20211031151042j:plain【磐舟神社】

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【磐石】

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【高貴寺の第25番経塚】

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【平石峠の第24番経塚】

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二上山の岩屋】

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【屯鶴峯へのルートから二上山を眺める】

f:id:hikojima:20211031151312j:plain【穴虫峠の馬頭観音

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【コースタイム】
近つ飛鳥風土記の丘駐車場(9:00)~(10:00)平石城跡~(10:20)磐石神社(10:40)~(10:55)高貴寺~(11:30)平石峠(11:40)~(12:20)竹内峠(12:30)~(13:00)岩屋峠~(13:10)馬の背展望所[昼](14:10)~(15:15)穴虫峠~(15:30)屯鶴峯駐車場