片川川のアユドマリの滝・雌滝・雄滝へ

今日は、尾呂志川支流、片川川まで滝探索。

目的は、片川神社から片川川の橋の下に懸かる

雄滝までの谷歩きです。


まずは片川神社にて滝探索での安全を祈願し、

入渓。


世の中、コロナ騒ぎで、

三密の回避を呼びかけられていますが、

ここでは川幅いっぱいの、まさに三密状態に

埋め尽くされた大岩を越えていきます(笑)。

9月に入ったとはいえ、

まだまだの夏空にムシムシ感。

しかし、ほどよい水の冷たさ、

そして初めての訪滝は、

何と言っても、気持ちいい。

 

少し大きめの淵、ここは難なくクリアー。

すぐに谷が狭まり、

長い瀞の先に滝が見えてきました。

左手から支流が流れ込み…、

おそらく、"これ以上は鮎がさかのぼれない…"

というおきまりのアユドマリの滝だと思われます。

とはいえ、岩壁の苔と濃紺の瀞、

滝の流れに心癒されました。


滝を巻き終えると、堰堤に突き当たり、

堰堤の先には、今は使われていない橋が…。

そして左の山手側が発電所跡のようです。

橋をくぐり抜けると、

大岩を抱いた小さな滝が目の前に…。

右岸を登って上流へ。

しばらくして、二条の滝と対面。

この滝が雌滝ということでしょう。

いやいや夫婦滝っぽい。

滝前には、根の張り付いた丸岩が、

どっしりと存在感を漂わせ、

一種不思議な空間を作っていました。


苦労して谷を巻き登ると、

またまたの大岩の連続。

その先は、明るく開け、

目の前に4段の折れ曲がって流れ落ちる、

ユニークな滝が現れました。

以前、橋の上から眺めていた雄滝です。


やや水量は少なかったものの、

いや~、この眺めはいい、気持ちスッキリです。


地元の方の話しでは、車道を造った際、

土砂を谷に落とし込んだため、

かつてのきれいな谷が失われしまったと

嘆いていました。

しかししかし、自然は、偉大ですね。

片川神社から雄滝まで、

距離としては短かったものの、

それぞれ趣の違った形状の滝が随所に懸かり、

魅力的な谷は、健在でした。

いろいろ教えて頂かないと、

知らないこと多いですねぇ。

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【滝位置図】

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【片川神社】

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【大岩がゴロゴロ】

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【少し大きめの淵】

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f:id:hikojima:20200906144228j:plain【アユドマリの滝に到着】

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【橋を抜けると…】

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【雌滝】

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【雌滝前の不思議な丸岩】

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【雄滝】

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【雄滝を橋の上から眺める】

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