阿倍晴明ゆかりの笠塔山山麓"猫又の滝"へ

安倍晴明ゆかりの笠塔山山麓

"猫又の滝"を訪ねました。

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紀伊半島のど真ん中には、三カ所の

"猫又の滝"が存在します。


ひとつ目は、十津川村折立の玉置山山麓

ふたつ目は十津川村上湯川の大井谷、

そして、

三つ目は、和歌山県田辺市殿原の

笠塔山山麓に懸かっています。

ここ笠塔山山麓に懸かる猫又の滝は

平安時代天皇にも仕えた陰陽師安倍晴明

ゆかりの滝です。

ここ殿原には阿倍晴明ゆかりの伝承が

数多く点在しています。

 

平安の頃、龍神村では、里人や通行人に危害を

加える妖怪が出没していました。

龍神村に立ち寄った阿倍晴明が、困っていた

里人を見かね、杖と笠を使い、

堂の変わりとして、三日三晩護摩を焚き、

妖怪を猫又の滝に封じ込みました。

滝の岩には梵字を刻み、

「この字が消えないうちは、滝壺から一歩も

出ることは許さん」と告げ、

山を下りたとされています。

その後、この山は笠塔山と呼ばれるように

なったというはなしです。

 

猫又の滝に向かう途中の車道脇には、

阿倍晴明神社の祠が祀られています。

清明神社から車で10分ほどのところに

"猫又の滝"への看板が目につきます。

ここから谷に下って、枝谷を10分ほど、

大岩に囲まれた猫又の滝に到着。

朝早くに訪れたため、陽も射さず、

まさに深山幽谷の世界、

"滝の岩に梵字を刻み"は…、

あたりを見渡しましたが…。

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 ["阿倍晴明所縁の地"碑]

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 [晴明淵]

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 [阿倍晴明神社]

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 [猫又の滝]f:id:hikojima:20190920105349j:plain