小森集落から中原集落跡間の古道整備

今年に入って、はじめての西熊野街道

道普請に行ってきました。

自宅をスタートした時の気温は2度、

天辻峠では0度。

時折、雪が舞う天候で、

車道脇に雪が残されています。

その後十津川村に入ってから気温が上昇、

雪が降ったという形跡は、まったくゼロ、

いつしか青空が広がっていました?…

とはいっても、

思いのほか冷たい風が吹いています。

さて、今回の道普請エリアは、

小森峠から中原集落跡に向かう

中原集落直前の古道です。

ということで、

まずは十津川村役場に集合したのち、

車に乗り込み小森集落へ。

朝の陽光が、

いつも以上に心地よく感じます。

かつて、ここを集落の中心とした、

先見の明には畏敬の念を感じずには

いられません

眺望は抜群、小原峰をはじめ、

玉置山等々、まさに天空の集落です。

明治期には

十津川村役場が置かれていた

ことからも頷けます。

いよいよ中原集落跡に向けて、

十津川村役場跡から

行仙岳山腹を経て小森峠・中原集落跡へ。

…という予定でしたが、

今回の小森からの入山が、

久しぶりということで、

途中途中の道がやや荒れ気味?

そのまま通り過ぎることが出来ず、

修復作業をしながら進みます。

今回の道普請は、

中原集落跡近くをメインと決めていたので、

先を急ぐことに。

中原集落跡の手前、

崩落跡の展望の良いところで昼食をとったのち、

いよいよ、目的エリアでの作業開始。

倒木、岩がごろごろ、

そのうえ、

上部からの土砂の流れ込みによって、

道が斜面化しているというありさま。

吹き付ける冷たい風にも負けず、

もくもくと道普請を行いました。

その結果、小森集落から中原集落跡経由、

山崎集落間の西熊野街道の古道がようやく開通、

ほぼ無理なく歩けるようになったようにも…

勝手に思っています。

古道歩きに興味のある方は、

ぜひとも歩きに来てください。

位置図

GPS軌跡

小森集落からの眺望(右手が小原峰)

作業風景

小森峠

道普請後

崩落地跡からの展望

【コースタイム】

小森集落(9:30)(11:10)小森峠~(11:30)山小屋跡~(11:50)崩落地[昼食](12:20)(14:14)小森峠~(15:15)小森集落