秋空の下、孝子駅から高野山・泉南飯盛山へ

飯盛山という山は全国には多数、存在しますが、

今日、登った山は、

みさき公園駅の南側に位置する

大阪府岬町の泉南飯盛山です。


と言うことで、今朝は、気持ちの良い秋晴れ。

つい先日までムシムシとした暑さに

悩まされていたのが、嘘のようです。

 
そして、

久しぶりのブログアップになります。


自由参加の会10月例会。

南海本線の孝子駅に集合し、

まずは高仙寺に向かいます。

コロナ感染が激減し、

心なしか、今日の参加者の皆さんの顔(私を含め)が、

何だか、明るく感じているのは、私だけでしょうか。

今日の参加者は16名でした。


高仙寺は、「孝子(きょうし)観音」と

親しみを込めて呼ばれる寺院で、

「孝子」というのは、この辺りの地名です。

古い石段を埋めるように、

その間に、不揃いのブロックが置かれた

石段を登っていくと、

高仙寺の立派な山門(仁王門)が見えてきます。

やや痛みの見える仁王門を抜け、

なおも登ると高仙寺本堂に到着です。


高仙寺は、葛城修験28宿の行場を開いた

役小角の開基の寺で、

本尊の十一面観音菩薩は、

役小角の作と伝えられています。

秘仏です。

高仙寺本堂の左手を回り込んだ

役の行者像の奥に、

役小角のお母さんの墓と伝えられる

石積みが残されています。

が…、なんといってよいのでしょうか…、

墓らしき石積みが、

土砂に一部埋まっており、特定が難し~い、

というか、痛ましい限りです。

まぁー、ざっくり、1400年前の墓となれば、

やむを得ないことでしょうね。


高仙寺を後に、高野山から泉南飯盛山へ。

"たかのやま"と読みます。

小さなアップダウンが思っていた以上に

続きます。

"折角、登ってきたのに、また下るの~~"。

"低山といえども、侮るなかれ"かな!"。

ということで、

参加者の皆さんの心の内を代弁してしまいました。

さて、泉南飯盛山山頂は、

いつもにも増して賑わっています。

眼下に大阪湾、その向かうに、

六甲山・神戸方面、そして淡路島、

うっすら明石海峡大橋も見渡せます。

そして、上空を見上げると巻積雲が

絶妙にきれいです。

思わずカメラのシャッターを

押し続けてしまいました。

こういう情景を、後ろ髪が引かれるように…、

と言うのでしょうね。

その後、みさき公園駅に向けて下山開始。

皆さんお疲れ様でした。

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【高仙寺(孝子観音)山門】

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f:id:hikojima:20211025170908j:plain【高仙寺(孝子観音)本堂】

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【何ともユニークな】

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【役の行者像】

この奥に、役小角の墓と伝えられる石積みが…。

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高野山付近からの眺望】

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【奥山林道分岐の道標】

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【千間寺跡】

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泉南飯盛山山頂の祠】

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泉南飯盛山から淡路島方面を望む】

f:id:hikojima:20211025170946j:plain【振り返って泉南飯盛山を望む】

f:id:hikojima:20211025170950j:plain【振り返って旗立山・俎石山?を望む】

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【コースタイム】
南海本線孝子駅(9:20)~(9:35)高仙寺(9:40)~(10:30)高野山(10:35)~(11:30)奥山林道への分岐~(11:35)札立山分岐~(11:40)淡輪分岐~(11:45)千間寺跡~(11:50)泉南飯盛山[昼](12:40)~(13:50)提灯講山~(14:35)みさき公園団地~(14:50)南海本線みさき公園駅