桜の山を目指して…、西山ピクニック緑地へ

f:id:hikojima:20190331091234j:plain昨年の桜の満開時期が早かったこともあり、

今年の花見は、すこしばかり早く…、

ということで、3月30日に決定、

場所は、西山ピクニック緑地。

そして一週間前の天気予報は、

かなりの確率で"快晴"、

ところが2日前には、突然の低気圧発生で、

なんとなんと…!! "曇りのち雨"

に修正されているでは?…。

春の天気は変わりやすいと、いうものの…。


少しの望みを晴れ男、晴れ女のパワー

に託し、"決行"です!。21名の参加でした。

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JR御坊駅をスタート、煙樹ヶ浜から御崎神社へ。

境内の桜の下では、

地元の方々が弁当を広げ花見(宴会)の準備中です。

「昨年の今頃は、満開だったのに!!」と

残念そうでしたが、

「ここは無料なので、来週も花見!!??…」と、

にこやかな顔で話をしてくれました。

そう言う桜は、現在、3部程度だろうか…。

まぁー、来週に期待しましょう!!


神社に参拝した後、いよいよ西山ピクニック緑地に

向かいます。

途中、ヤマザクラの大部分は咲いているようにも…、

残念ながらソメイヨシノは、

1、2部程度だろうか?。

しかし天気の方は、何とか持ち直している…?? 

緑地広場で昼食。煙樹ヶ浜方面の展望は

申し分なし、

と言いたいところでしたが、

青空に桜が咲いていれば…、というのが、

少し欲張っての感想です。

帰りは、一等三角点の西山山頂に登った後、

三尾方面に下山開始。

桜の名前は、分かりませんでしたが、

無惨にも幹が真っ二つに折れ曲がった

桜の木を発見。

いみじくも、今日、出会った桜の中で、

この木が最高の花を咲かせていました。

子孫を残そうという精一杯の努力の

表れなのでしょうか?……。

確かな生命力に感動しました。


龍王神社では、県指定天然記念物の

”アコウ樹”に出迎えられました。

樹齢400年近く、

別名”絞め殺しの木”とも言われています。

数本の幹や枝が、

らせん状にぐるぐるぐるぐる…その巨大さや迫力、

そして畏敬とパワーを感じます。

ちなみに今日一日の天気では、

晴れ男、晴れ女のパワーに感謝です。

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[御崎神社へ]

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[御崎神社]

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[御崎神社のウバメガシの老木]

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[本の脇ルートで西山への登り]

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[スミレ]

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[トウダイグサ]

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[西山ピクニック緑地がすぐ近く]

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[三尾ルートで下山開始]

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[ウバメガシの林を下る]

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[真っ二つに折れ曲がった桜]

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[可憐な花を咲かせていました]

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[龍王神社へ]

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[県指定天然物のアコウの木]

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 [龍王神社を後に…]

 

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【コースタイム】
JR御坊駅(9:30)-(10:30)煙樹ヶ浜-(10:55)御崎神社(11:00)-(11:25)城跡-(11:50)西山ピクニック緑地広場[昼食](12:30)-(12:45)西山山頂(12:50)-(12:55)広場-(14:00)逢母バス停-(14:10)龍王神社(15:10)-(15:20)逢母磯バス停(15:40)===(16:03)JR御坊駅

真砂瀬から捻山峠の旧龍神街道へ

[玉置神社への参詣道、九重越えを歩く]へ

その後、場所を移動し、

ホテル「昴」からの

龍神街道(中峯越え)の探索です。

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真砂瀬にかかる吊り橋

真砂瀬にかかる吊り橋を渡り、捻山峠へ。

先月歩いた「上湯川温泉から捻山峠」の

古道と接続、これで旧龍神街道(中峯越え)の

前半部分の探索が終了したことになります。

中峯越えは、十津川村真砂瀬から牛廻山の東、

ヒヨキノタワに至る龍神と十津川を結ぶ

龍神街道の一部で、明治10年頃に改修され、

郵便道としても使われていました。

『十津川郷村誌』

の重里村村誌には

紀伊龍神山ニ連続ス、

-(中略)-其出来尾ヨリ攀ヅルハ 

出谷村及温泉ニ行ク、最モ険ニシテ近シ、

程十五町、其捻山峠ヲ越スモノハ

較々易ニシテ遠シ」

と記されています。

しかし、その後の上湯川沿いの県道の完成で、

車道に取って代わり…、

しかししかし、一部に倒木はあったものの、

古くから使われ続けた道だけに古道は健在でした。

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【真砂瀬にかかる吊り橋】

この吊り橋を渡って、対岸の山裾に取り付きます。

<この橋の名前が分かれば教えてください>

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【旧龍神街道

吊り橋を渡ると、古道が続いています

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捻山峠が、すぐ近くです

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【捻山峠】

日限地蔵が祀られています。

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【コースタイム】
ホテル「昴」P(13:50)-(14:00)吊り橋-(14:55)分岐(15:20)-(15:55)捻山峠(16:00)-(16:50)ホテル「昴」

 

玉置神社への参詣道、九重越えを歩く

十津川村高滝と折立からの参詣道の合流点となる、

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一の鳥居跡まで登る予定で……。

高滝集落近くの広場に車を駐車、

まずは、"オオカミ"を祀る高滝神社へ。

ここではオオカミが神の使いとして

信仰されています。


一旦、参詣道入口に戻ったのち、

一の鳥居跡を目指します。


玉置神社への参詣道について、

『和州吉野郡群山記』

の「玉置山」の項、

"十津川より、玉置山への道"に、

「高滝村より玉置山へ登れば、西の方、

折立村より登る道に会する処に、

玉置山の鳥居有り。

この鳥居より少し登り、小祠有り。

天保の末年に建て、

その年、十津川小原村の者、

この所に来り休らひけるに、

何かさわしく木葉動きければ、

(中略)

大蛇、五、六尺ばかり頭をあげ峯に登れり。

(中略)

すなはちこの祠をその所に建つ。

祭礼は玉置山より致す事とぞ」…と、

記されています。

また、かつての参詣道は、

九重越えとも呼ばれていました。

 

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鳥居は、20年ほど前には、

あったようですが、

今は、形跡等はありません。

【昨年10月に訪れたときの一の鳥居跡】

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高滝集落で出会った方の話では、

"昔はバイクで登ったが…、

現在の状況は分からない"と言われていました。

かつての街道を思わせる幅広の道が

緩やかに登っていますが、

倒木や枯れ葉の積もったところも目立ちます。

山腹を巻きながら古道特有の緩やかな道を

登っていきます。

しかし一の鳥居跡手前近く、

やや踏み跡が薄いように感じたところ…

1~2メートルほどの崩壊が…。

この付近は以前、

地図を眺めていた時から気になっていた

ところです。

古道としての宿命、人間が関わらないと…、

維持が難しいのでしょうか。

残念ながら、ここより先に登るのが無理、

ということで、

やむなくここでUターン、

高滝集落まで引き返しました。

その後 真砂瀬から捻山峠の旧龍神街道へ

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[高滝神社]

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[旧九重道入口]

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[旧九重道入口近くの広場]

大森山を望む

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小原峰を望む

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[崩壊地]

見にくいですが、右手の道が崩落しています。

ここでUターンします

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[山の神]

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hikojima.hatenablog.com

【コースタイム】
高滝集落P(10:20)-(10:50)高滝神社(11:00)-(11:05)古道入口-(12:10)崩壊地(12:30)-(13:00)古道入口-(13:15)高滝山の神-(13:20)高滝集落P

 

サンシュユが満開 春の訪れ…川岸

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十津川村に向かう途中、

五条市西吉野川岸に立ち寄りました(2019/3/24)。

コブシはまだでしたが、サンシュユと桜は、

ほとんど満開です。

ここはカメラマンの間では

桃源郷」と呼ばれています。


早朝にもかかわらず、

カメラマンも次から次へと満開のようです。

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撮影場所

カメラマンが次から次へ……と!!!

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千草街道、杉峠を経てイブネへ

鈴鹿10座の一座、「イブネ」に登ってきました。
今回も少し欲張ってしまいました。

[イブネ北端から銚子ヶ口方面を望む]

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織田信長が京から岐阜への峠越えルート

として利用したとされる

千種(千草)街道から杉峠を経てイブネへ。


イブネ周辺は鈴鹿奥座敷と呼ばれる

ところだけに、申し分のない眺望、

御池岳から藤原岳釈迦ヶ岳

間近に御在所岳、鎌ヶ岳、

そして雨乞岳等々、

これまで登ってきた山々のオンパレード。

まさに絶景という言葉は、こういう場合に

使われるのだろうか。

あまりの眺望のすばらしさに、

クナシへは登った気分に!。

後ろ髪を引かれる思いで、下山開始、

漫遊散歩を楽しみます。

と…、気を良くしたところで、

下山ルートをタイジョウ経由に選択。

これが大きな選択ミス?

よほどの山好きの人の開拓ルート?、

…だろうか。

いや登山道と言えるものでは無さそうな…。

色とりどりのテープを頼りにスリリングな

山歩きに突入。

まぁ-、結果往来で、

千草街道の中ほどに着地、登山口へ。

今日も無事、変化に富んだ山歩きを満喫しました。

皆さんお疲れ様でした。

hikojima.hatenablog.com

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hikojima.hatenablog.com

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[岩ヶ口林道からの千草街道]

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[桜地蔵尊]

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[千草街道]

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[蓮如上人旧跡]

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[シデの並木]

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[杉峠近くで雪が出現]

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[杉峠から雨乞い岳方面]

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[杉峠から杉峠の頭へ]

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[イブネ近く]

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[御在所岳・鎌ヶ岳を望む]

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f:id:hikojima:20190321142413j:plain[雨乞岳を望む]

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[左手が雨乞岳]

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[イブネ北端]

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[釈迦ヶ岳を望む]

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[タイジョウ]
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[千草街道に着地]

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【コースタイム】
登山口9:40-10:00杉谷善住坊隠岩-10:20桜地蔵尊-11:05蓮如上人旧跡11:10-12:15杉峠-12:35杉谷峠の頭13:15-14:05イブネ北端-14:25タイジョウ分岐-15:15タイジョウ-16:30林道-17:20登山口

 

冷たい風が吹く中、捻草越えから七霞山へ

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2年前に補修した

「捻草越え道(※1)」の状況確認のため、

"玉川峡を守る会"のメンバーと七霞山に

登ってきました。

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河合橋からかつての大崩壊跡地、

捻草越えを経て、七霞山へ。

お杉茶屋跡で昼食をとった後、

北宿辻を経て、やどり温泉まで周回しました。

 

早朝、集合場所に向かう途中、

激しい雨・風に見まわれ、

心配しながら集合場所へ…。

玉川峡、河合橋に着いた頃には、

いっきに天気が回復、予定通り、

七霞山に向けて、登山開始。


2年前、補修を行った捻草越えの大崩壊地は、

さほど大きな痛みはなく、倒木整理と、

少しの補修を行い、七霞山へ。


しかし、本日の予想外は、

尾根筋に登ってからの否応なしに

吹き付ける冷たい風との格闘です。

雨は降らなかったものの、昨日までの

暖かった春の日差しはどこへやら、

冷たい風に悩まされながらも、

樹林のすき間から望む、

真っ白に雪化粧した弥山から釈迦ヶ嶽の

大峰山稜が羨ましくもあり…。


お杉茶屋跡で、

わずかばかりの日差しを探しながら

昼食をとった後、早々に下山開始。

北宿辻からやどり温泉を目指します。


北宿集落の廃屋前の

満開となった1本の梅の香りが、

ふたたび、春へと引き寄せてくれました。

寒い一日でしたが、

久しぶりの"玉川峡を守る会"メンバーとの

楽しい山歩きを満喫しました。

 

[3D_GPS軌跡]

f:id:hikojima:20190314102813j:plain[GPS軌跡]

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[河合橋_玉川峡]

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[捻草越え入口]

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[すぐ先が大崩壊地跡]

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[崩壊地跡からの眺望 左の高い山が護摩の壇]

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[ケヤキ岩]

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[捻草越え]

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[七霞山山頂]

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[お杉茶屋跡]

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[しばらく林道歩き]

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[高野三山と雪池山・護摩の壇を望む]

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[北宿集落の梅]

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[やどり温泉前]

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(※1)捻草越え 
高野町富貴から七霞山・杖(つえ)ヶ藪を経て高野山に向かう古道で、江戸時代の地誌『紀伊風土記』には、「摩尼谷より川合の橋へ出て七霞を過ぎて
富貴へ行を捻草越といふ高野より大峰山上の本道とす」と記されています。

 

【コースタイム】
河合橋(9:25)-(10:45)ケヤキ岩-(12:30)七霞山-(12:35)お杉茶屋[昼食](13:05)-(13:13)展望所-(13:25)北宿分岐-(14:20)小峰辻-(14:40)北宿廃屋-(15:05)宿り温泉