念仏寺陀々堂に伝わる"鬼はしり"の火祭り

今年は、カメラ撮影の方にも…、

少し力を入れてみようと思っていたところ…、

友人から"鬼はしり"という火祭りに

行きませんか、…と、お誘いの言葉…。

 

"鬼はしり"は、五條市大津町

念仏寺陀々堂で行われている、

500年以上も続く歴史ある火祭りのようです。


燃えさかるたいまつを振りかざした

三体の鬼が陀々堂の堂内を豪快に巡り、

住民の災厄を払うという祭りです。

午後13時の大般若心経転読を皮切りに、

16時に無灯火での昼の"鬼はしり"、

福餅まき、息災護摩供が続き、

21時には、たいまつを点火しての

"鬼はしり"で、

一日のクライマックスを迎えます。

 

京奈和自動車道」の開通で、

五條市周辺へは、

近く感じるようになりました。


私たちは、15時前に念仏寺近くの

駐車場に到着。

もうすでに、多勢の見物客で

賑わっていました。

カメラマン席は向かって左隅の一角が

指定されており、3列あたりまで、

先客で、埋まっていました。


18時30分頃には、雨がポツリポツリ…。

今年は雨の影響だろうか…

カメラマン・現物客も少なそうですが…。

"鬼はしり"の始まりまで、

まだ少し、待たなければなりません。


21時、いよいよ、夜のたいまつを点火しての

"鬼はしり"の始まりです。


法螺貝(ほらがい)、太鼓棒打と

強烈な音響を背景に、

今まで暗かった堂内が赤々と照らし出され、

赤鬼、続いて青鬼、茶鬼の三体の鬼が

たいまつを持ちながら、

三度、堂内をまわり、

火祭りは最高潮に達します。


カメラのレンズが濡れるのを

気にしながらも、

この間、一瞬の出来事のように感じました。


カメラ撮影の2020年の始まりは、

雨という厳しい洗礼を受ける結果に

なってしまいました。

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【陀々堂での大般若心経転読】

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【昼間の"鬼はしり"】

f:id:hikojima:20200115120936j:plain【昼間の"鬼はしり"】

三体が並ぶ

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【息災護摩供】

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【クライマックスとなる"鬼はしり"】

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【三体の鬼が並ぶ】

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