牛廻越えの古道を探索し、
大峠山・牛廻山・冷水嶺を歩いてきました。
紅葉は見ごろ、
爽やかな秋の空気を満喫しました。
牛廻山は牛廻越えの頂点で、
和歌山・奈良の県境に位置し、
「その昔、小又川から仔牛を連れて山道を登り、
一方の迫西川からは親牛を引き連れて来たり、
この山頂で親牛と仔牛の交換が行われた…
(『龍神村村誌』)」ことが山名の由来です。
また、西隣の大峠山は、
「小又川から牛廻山に至る旧道と
三ツ又方面から牛廻山に通ずる山道の交差点に
当たり、峠からの展望は雄壮闊大で古くから
多くの旅人はこの地で休息した…
(『龍神村村誌』)」が山名の由来とされています。
牛廻越えの状況について…、
牛廻山から大峠間は、
倒木、小さな崩壊跡があったものの、
古道の痕跡は残っていました。
小さな崩壊地は、迂回必要です。
牛廻山から林道出合の上湯川分岐間については、
わずか古道跡が見られたものの、
痕跡を見つけることが困難な状態でした。
林道分岐(上湯川分岐)に、
地蔵尊2体が祀られていました。
林道分岐から冷水嶺間は、
林道によって壊滅状態。
古道は、人の往来がなくなると、
どんどん風化してしまいます。
寂しい限りです。
[蟻の越から少し登った展望地から大峰山系を望む]
[牛廻山への登路]
[牛廻山山頂][大峠山を望む]
[大峠]
[崖又山方面を望む]
[護摩壇山を望む]
[ヒヨキノタワの地蔵]
[上湯川分岐の地蔵尊]
[上湯川分岐の地蔵尊]
左上が冷水嶺に向かう林道。
右下が上湯川への古道
[冷水嶺に向かう林道]
[林道から果無山脈・冷水山を望む]
[冷水嶺の山頂(三等三角点)]
点名:手廻峠(俗称:手廻峠)
【コースタイム】
蟻の越し(8:50)~(10:05)牛廻山(10:10)~(11:10)大峠~(11:40)大峠山~(12:35)展望地(13:20)~(13:35)牛廻山~(14:05)林道出合~(14:55)冷水嶺(15:00)~(16:00)林道出合~(16:40)蟻の越し