少し変わったネーミングが気になっていた
ところのトロトロ坂と筏師が歩いた道を
歩いてきました。
[3D-GPS軌跡]
[桃太郎岩]
今回の歩行ルートは、
小板橋淳氏の著書「紀州・熊野の峠道」
筏師の道「宮の坂越」を参考にしました。
片川集落を起点に、まずはトロトロ坂を
登って風吹峠へ。
一部、道が倒木等で塞がったところも
ありましたが、苔むした石畳が、
印象的でした。
風吹峠に立派な「弘法大師の石碑」と
「大師堂」が祀られており、往時、
賑わった様子を感じ取ることができます。
風吹峠から一旦、桐原の集落に下ったのち、
ふたたび風吹峠に戻り、北山村の筏師たちが
新宮からの帰路として使ったとされる
宮の坂越えへ。
北山村の筏師にとっては、
このルートが最も安全で、
且つ近かったとのこと。
いつもながらの古道歩き、
マイカーを使っての山歩きゆえ、最低限に
無駄なくとは思っても、
起点にまで戻らなければ…という使命、
これがなかなかつらいところですネ。
トロトロ坂、筏道共に、
今日一日、古道歩き楽しみました。
[GPS軌跡]
[片川の集落]
トロトロ坂(写真では右下から左上に登っていく)
[入口に設置された道標]
道標が比較的、新しい
[トロトロ坂の石畳]
このあと、倒木が増えてきますが…
石畳をたどれば、問題ありません
[トロトロ坂を登り切ったところに立つ道標石]
「風吹峠弘法大師ニ至ル 右、新宮本道 左、同近道」と読み取れます。
比較的、新しいのでは…
[反対側に「火の用心」の碑]
[反対側には道標も…]
[風吹峠の石碑]
[風吹峠の大師堂]
[地蔵尊]
[桃太郎岩]
きれいなナメ谷が続きます
【コースタイム】
片川集落空き地8:55-9:00片川橋9:00-9:40道標(「火の用心」石碑)-9:50上地(廃集落)-9:55風吹峠-10:40上桐原-11:25風吹峠-11:30上地(廃集落)-11:40県道-13:10片川川(宮の坂越分岐)-13:30桃太郎岩-14:00駐車地