トロトロ坂から筏師の道、宮の坂越え

少し変わったネーミングが気になっていた

ところのトロトロ坂と筏師が歩いた道を

歩いてきました。

[3D-GPS軌跡]

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[桃太郎岩]

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今回の歩行ルートは、

小板橋淳氏の著書「紀州・熊野の峠道」

筏師の道「宮の坂越」を参考にしました。
片川集落を起点に、まずはトロトロ坂を

登って風吹峠へ。

一部、道が倒木等で塞がったところも

ありましたが、苔むした石畳が、

印象的でした。

風吹峠に立派な「弘法大師の石碑」と

「大師堂」が祀られており、往時、

賑わった様子を感じ取ることができます。

風吹峠から一旦、桐原の集落に下ったのち、

ふたたび風吹峠に戻り、北山村の筏師たちが

新宮からの帰路として使ったとされる

宮の坂越えへ。

北山村の筏師にとっては、

このルートが最も安全で、

且つ近かったとのこと。

いつもながらの古道歩き、

イカーを使っての山歩きゆえ、最低限に

無駄なくとは思っても、

起点にまで戻らなければ…という使命、

これがなかなかつらいところですネ。

トロトロ坂、筏道共に、

今日一日、古道歩き楽しみました。

[GPS軌跡]

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[片川の集落]

トロトロ坂(写真では右下から左上に登っていく)f:id:hikojima:20180502152232j:plain

[入口に設置された道標]

道標が比較的、新しい

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[トロトロ坂の石畳]

このあと、倒木が増えてきますが…

石畳をたどれば、問題ありません

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[トロトロ坂を登り切ったところに立つ道標石]

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「風吹峠弘法大師ニ至ル 右、新宮本道 左、同近道」と読み取れます。

比較的、新しいのでは…

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[反対側に「火の用心」の碑]

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[反対側には道標も…]

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[風吹峠の石碑]

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[風吹峠の大師堂]

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[地蔵尊]

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[桃太郎岩]

きれいなナメ谷が続きます

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 【コースタイム】
片川集落空き地8:55-9:00片川橋9:00-9:40道標(「火の用心」石碑)-9:50上地(廃集落)-9:55風吹峠-10:40上桐原-11:25風吹峠-11:30上地(廃集落)-11:40県道-13:10片川川(宮の坂越分岐)-13:30桃太郎岩-14:00駐車地