潮騒の小径を経て高津子山へ

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来年の新年会ハイキングの下見で、

和歌浦の「潮騒の小径」を歩いてきました。

11月だというのに、汗ばむ陽気に(贅沢ですが…)、

じんわり汗をかいてしまいました。


いつものように、

段取り隊長のN氏の計らいによる企画です。


JR紀三井寺駅に集合し、和歌浦玉津島神社

立ち寄ったのち、東照宮横から和歌公園を経て

潮騒の小径」へ。

散歩らしき、3組ほどの方々とも、すれ違いました。


高津子山山頂で、暖かいコーヒーを頂きながらの

ひととき…満足・満足。

名草山をはじめ和歌山市街から紀伊水道

360度の眺望を堪能しました。

その後、新年会予定会場となる

イタリアン店までバスで移動。

参加者の皆さん、

来年1月を楽しみにしてくださいね。

[GPS軌跡]

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[玉津島神社]

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[片男波・新旧の不老橋を望む]

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[塩竃神社]

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[潮騒の小径]

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[高津子山へ]

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[高津子山展望台]

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[桜並木]

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[雑賀崎を望む]

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【コースタイム】
JR紀三井寺駅9:30-10:00玉津島神社10:07-塩竃神社-10:20東照宮-10:23公園入口-11:00高津子山11:30-11:35桜並木-12:00沖見橋12:16====[和歌山バス]県庁前バス停

三谷坂から丹生都比売神社を経て八丁坂

自由参加のハイキング企画で、

三谷坂を歩いてきました。

[丹生都比売神社の紅葉]

紅葉は始まったばかり…。

当日は結婚式の真っ最中

f:id:hikojima:20181105092339j:plain[3D-GPS軌跡]

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9月に予定していた企画が雨のため、

急遽1ヶ月遅れのハイキングです。

JR妙寺駅に集合し、

まずは丹生都比賣大神が降臨された

とされる丹生酒殿神社へ。

昨日、ここで祭りがあったということで、

地元の方々による後片付けの真っ最中でした。

また1週間前には、

地元主催の三谷坂トレッキングが行われた

とのことです。

11月といえば、

祭・ハイキング等、アウトドア行事には、

最適な季節ですからね。

とは言いながら、まだまだ日差しが強く、

その上、三谷坂の急斜面の登りは、

さすがにこたえます。


さて、本日の昼食は、丹生都比売神社の

藤棚の下辺りと決めていましたが、

予定場所には先客の登山者が…、

そして多勢の参拝客…。

丹生都比売神社のこんなにも賑わっている

情景を見るのは久しぶりです。

そして紅葉の方は少し始まりつつあります。

また「本日はお日柄も良く…」

ということだろうか?。

境内では丁度、結婚式の真っ最中でした。

参加者の方々は、昔の若かりし頃(?)

のことを懐かしんでいました。

という訳で、我々は、思い思いの場所に

陣取っての昼食です。

賑わっている神社を後に、

ふたたび静かな山の中へ。

天候にも恵まれ、二週続けての秋を満喫しました。

[GPS軌跡]

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[丹生酒殿神社 鎌八幡宮]

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[丹生酒殿神社の大イチョウ]

少しばかり、色づいています

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hikojima.hatenablog.com

[三谷坂入口に建つ石標]

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[笠松]

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hikojima.hatenablog.com

[経文岩]

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[頬切地蔵へ]

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[頬切地蔵]

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[まっとう岩]

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[天野の里に下りてきました]

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[丹生都比売神社の紅葉]

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[金剛童子杖の跡]

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[二つ鳥居]

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[古峠]

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[上古沢駅を遠望]

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[妙寺駅まで戻ってきました]

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【コースタイム】
JR妙寺駅9:00-9:30丹生酒殿神社9:45-10:55頬切地蔵11:00-11:25笠松峠-11:40丹生都比売神社12:30-12:55院の墓-13:25二つ鳥居13:35-13:40古峠13:45-14:50南海上古沢駅

藤川谷から日本コバ・衣掛山へ

鈴鹿山系の「日本コバ」に登ってきました。

【日本コバ、8合目付近の紅葉】

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滋賀県東近江市から登れる山として

東近江市鈴鹿10座(※)を選定し、

そのひとつが、ここ「日本コバ」です。

"日本"という国名を冠した山が気になっており、

紅葉のタイミングに合わせて登ってきました。

【3D-GPS軌跡】

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今年の秋の紅葉は、"良くないよ!"

と言う話を何人かの方々に聞かされていた

ものの…、

この辺り(滋賀県)まで来ればという訳で、

今回、藤川谷コースで登ってきました。

 

登山口の藤川谷入口では、数人の女性たちが

沢登りに向けての準備をしていました。

藤川谷は、初心者向きの沢登りコースとして、

よく知られているようです。

幾分寒さを感じながら、我々は薄日のさす登山道へ。

歩き始めると、すぐに体が温かくなり、

その上、初めての山ということで、

心なしか体も軽く感じます。


紅葉は8合目辺りで最高潮でしたが、

葉の方は痛んでいるような(気がします)。

その上、すぐにでも雨が降り出しそうな空模様!! 

ともあれ今は前進あるのみです。

紅葉も最高潮、真新しいロープに捕まって、

大岩をいっき登っていきます。

日本コバの魅力のひとつ、湿地帯を抜けると、

やがて日本コバに到着。

平日だというのに、二組ほどの先客が!。

昼食をとりながら、

たわいのない"コバ"についての話をしていると…。

隣で食事していた方から

「コバは、憩いの場が語源で、

省略されて、コバになった」というご指摘、

なるほど、なるほど。

地元のボランティアガイドの方々で、

今日は道標設置と道の整備に登ってきている

とのことでした。

先ほど登りに使用したロープは、この方々が

設置したロープのようです。

いつもながら地元の方々によるボランティア

には頭が下がります。

天候が心配なので、早々に退却開始。

ここ日本コバは「蛭」の多いところと

聞いてきたものの、幸い、こちら(蛭)との

遭遇はなかったものの、

ゴールまであと少しといったところで、

心配していた時雨に…遭遇。

久しぶりに雨具に登場していただきました。

GPS軌跡】

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【藤川谷最初の徒渉】

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【本コバ、8合目付近の紅葉】

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【藤川谷、二度目の徒渉】

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【ひょうの穴】

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【大岩の登り】

真新しいロープが設置されていました

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【日本コバまで、あと少し】

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【日本コバ山頂、三等三角点】

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【政所分岐】

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【衣掛山】

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【コースタイム】
9:30道の駅「奥永源寺渓流の里」9:40-9:50藤川谷登山口-10:45ヒョウの穴-11:30大岩(ロープ)-11:40政所分岐-12:05日本コバ山頂12:40-13:15政所分岐-13:25衣掛山-14:35政所-15:05道の駅

生石高原360度のススキ原を満喫

自由参加のハイキング企画で、

生石高原のススキ原を歩いてきました。

昨年、二度の計画が雨のため中止となり、

今年、三度目の挑戦となった生石高原です。

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海南駅から総勢18名、

2台のジャンボタクシーに乗り込み、

登山口の小川の宮へ。

登山道が台風の影響で痛んでいるという

情報があり、

少しばかり心配もしていましたが…、

登り始めて見ると、

台風前よりきれいになって…。

怒られそうですが…思いのほか

歩きやすくなっていました。

そうそう、いろんな方々の道普請のおかげ

と聞いています。

一本松付近は、これからのようですが…。


さて、今回の生石高原ハイキングは、

夏のひと休みもあって、

クラブの皆さんと一緒に歩くのは、

3ヶ月ぶりです。


生石高原を隅々まで知り尽くしたN氏の

計らいで、最高のタイミングでのもてなし…。

アキノキリンソウカワラナデシコ、リンドウ、

ツリガネニンジン、謎のキノコ?。

キノコに詳しいD氏は、

キノコ採集(この後、食用するとのこと)…。

生石高原の秋の植物観察も楽しみました。

そして、私は、昼休憩を利用して、

生石ヶ峰の一等三角点の歴史、三角点の

成り立ち等についての話をさせていただきました。

さわやかな秋晴れとまでは言えませんでしたが、

360度の眺望とススキ・ススキの開放感、

久しぶりの生石高原を満喫しました。

[3D-GPS軌跡]

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[GPS軌跡]

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[押上げ岩]

弘法大師手形がくぼみとして残ったという伝説があります

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[大観寺]

銀杏の黄葉が見られるまで、もう少し…

少し色づき始めています

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[立岩不動]

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[キノコ]

食べられるようです

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[こちらは毒あり]

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[ようやく生石高原に到着]

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[火上げ岩とススキ原]

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[ススキ原の展望台近く]

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[三角点目指して…]

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[アキノキリンソウ]

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[りんどう]

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[カワラナデシコ]

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[正面の山が生石ヶ峰山頂]

ここに"一等三角点"の標石が埋められています

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[ツリガネニンジン]

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[生石神社に向けて]

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[生石神社近くの大岩]

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[生石神社]

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[狼岩]

おおかみに見えるというが…

どこから見ると…?

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[小川八幡神社]

戻ってきました

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[生石山一等三角点と周辺の四等三角点]

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【コースタイム】
JR海南駅9:00-[ジャンボタクシーにて移動]-9:30小川の宮9:40-10:05高露橋10:07-10:30大観寺10:40-10:55不動辻-11:00立岩不動11:10-11:15不動辻-11:30龍王水-12:15笠石[昼食]13:10-13:30生石ヶ峰山頂・三角点13:35-14:05生石神社14:10-14:35札立峠-15:20一本松-16:10小川の宮16:15-[ジャンボタクシーにて移動]-16:45JR海南駅

玉置山展望台からの日の出

玉置山展望台から見る、日の出は久しぶりです。

運良く、きれいな雲海と出会いました。

残念ながら赤く染め上がるような雲は…。

贅沢など言えません…が。

その後、玉置山山頂を経て玉置神社まで周回してきました。

[展望台から北の方向を望む]

右の山が囁山、その向こうが善山、更にその向こうに、小原峯、奥高野の山々

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[玉置山駐車場から囁山・小原峯を望む]

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[横峰展望台から瀞峡・尾鷲方面]

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[玉置山への車道から十津川村折立集落]

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[玉置山山頂から望む雲海(瀞峡付近)]

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[玉置山山頂への道]

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[玉置山山頂]

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[神代杉]

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[夫婦杉]

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大井谷の「猫又の滝」「四郎滝」そして仏峠へ

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猫又の滝と言えば、玉置山の麓の「猫又の滝」は、

良く知られていますが、

今回、訪ねたのは、

大井谷川に懸かる「猫又の滝」と、

仏峠にあったとされる

上湯川小学校・中学校分校跡です。

かつて学校があったとされる場所が、

"ほとけ"の字を冠した仏峠にあったのだろうか…?

というのが、素直な疑問であり、

訪ねてみたいという衝動にかられました。


滝探索について手かがりとなるのが

いつもながらの『十津川郷村誌』です。

『上湯川村誌』には、

大井谷について次のように記されています。


「北方高乙山ノ東面ヨリ発シ 東ニ向テ山間ヲ曲流シ、同山脈中ヨリ出ヅル四郎ノ谷・栂尾谷等ノ諸水(名ヅクベキナシ)ヲ合セ、猫又滝ヲ落チ、漸ク字大井谷ニ至リ数項ノ稲田養水或ハ飲料ニ供シ(略)…諸水ヲ合シ、字浦大井滝ニ注グ」と…


大井谷に入ってすぐ、運良く通りかかった方が、

ここ大井谷に住むM氏でした。

「猫又の滝」の位置は、分かりにくいだろう…

ということで、親切に車に乗せていただき、

「四郎滝」と「猫又の滝」の滝案内をしてくれました。

四郎滝は猫又の滝から50メートルほど上流の滝で、

『村誌』には、四郎ノ谷と記されていますが、

正しくは四郎滝とのことです。

林道脇のモミジの木に囲まれた滝で、

秋の紅葉時期はさどかし…きれいと思います。

谷が増水した折には、落ち口からの水しぶきが

城のようにも見えるという滝で、

"城尾滝"が語源では…とのこと。

貴重な話も聞かせていただきました。

また浦大井滝は、大井谷川が出谷川と合流するところに

懸かる5メートルほどの滝で、

滝に近寄ることが出来ないだろう…と。


さて猫又の滝へは、四郎滝から50メートルほど下流

林道から少し入った滝落ち口に、

以前まで使われていたという

古道の石積みが残っていました。

古道上から、岩窟の底にたたき落ちる

猫又の滝を見下ろすことになります。

滝壺へは、近寄ることが出来ず、ここで残念。

滝の下流には、5メートルほどの滝が懸かっていました。


仏峠の入口近くでM氏と別れたのち、

M氏が最近かけ直したという丸太橋を渡って仏峠へ。

15分ほどで仏峠に到着。

すでに学校の建物は崩壊し、

周囲は杉林に囲まれていました。

しかし、平地の少ない地域にとって、

ここは…別天地だったのでは…、

と思えるような広さだけが残っていました。

[GPS軌跡]

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[四郎滝]

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[猫又の滝]

石積みの古道上から滝壺をのぞき込む。

次の写真が石積みの古道を見る。

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猫又の滝落ち口。

右上が古道で、石積みがきれいに残っている。

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猫又の滝の下流に懸かる5メートル滝。上部奥まったところが猫又の滝。ここからは見えない。

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[丸太橋]

M氏と別れた後、この丸太橋を渡って、仏峠に向かいます。

この橋も、台風で何度となく流され、

最近、付け替えたようです。

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[上湯川小学校・中学校分校跡]

"仏峠"です。

意外と"広ィ-"です

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[参考]

こちらが玉置山の麓に懸かる「猫又の滝」です。

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武蔵からアンシハウラ山(アンシュウネ・アンショウ・アンシハウラ)へ

[3DによるGPSコース図]

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[展望の良い鉄塔前からの眺望]

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アンシュウネ山・アンシュウ山等々で

呼ばれるアンシガハラ山。

日本語とも言えそうにないが…、

漢字で書くと「案志ガ原山」となるようです。

ここでは、『十津川郷村誌』の武蔵村々誌に

記載の「アンシハウラ山」という

山名を使わせていただきます。

アンシハウラ山は、『十津川郷村誌』が

編纂された明治16年頃には、この付近では

良く知られた山だったようです。


当時のアンシハウラ山は、

武蔵村・小井村・大野村・湯之原村四村の

村界だったため、村々の村誌に登場します。

しかし、山の読み名がそれぞれで違っています。

『十津川郷村誌』の湯之原村では、

「アンシホウラ山」、

小井村では行者原山と書いて

「アンシハウラ山」、

大野村では「アンシホウラ山」という

山名が使われています。

 

ということで、

今回、十津川村武蔵からヤキミネ峠を経て

アンシハウラ山を目指します。

まずは、十津川村役場から湯泉地温泉

経て武蔵へ。

武蔵小学校跡に車を駐車。

「武蔵村村誌」には、ここ武蔵小学校に、

当時、250人ほどの生徒がいたことが

記されています。

(現在は廃校。資料館として使用されています)

 

佐々木信盛・楠正勝氏の墓に立ち寄ったのち、

いよいよヤキミネ峠越えに向かいます。

村で出会った80歳後半のおばあさんは、

「花嫁衣装を着たまま、旧国道からここ

武蔵まで歩いてきた」また、

「当時、田んぼでとれた米を

ヤキミネ峠を越えて大野まで毎日、

通っていた方もいた」とも、

懐かしそうに話をしてくれました。


峠道は、道普請されていないため、

かなり荒れ模様です。

ヤキミネ峠から稜線道を北へ、

途中辺りから鉄塔巡視路と思える道となり、

登山道としては、かなり快適…、

その上、危なそうなところには、

ロープも設置されています。

ありがたいことです。

山頂での展望は期待できないものの

途中の鉄塔前広場からは、

八鬼峯・大森山・小原峰・行仙岳等々、

武蔵・小原の集落、眼下に十津川の

大パノラマが広がっていました。

[楠正勝の墓]

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[武蔵の集落]

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[ヤキミネ峠越えの途中にあった道標石]

何と、読むのでしょうか?

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[ヤキミネ峠]

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[岩稜の手前を左へ、大きく高巻く]

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[鉄塔前から湯泉地温泉・十津川を望む]

左上が小原の集落

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[鉄塔前からアンシガハラ山を望む]

鉄塔の右上が山頂

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[アンシガハラ山の稜線を登る]

右上が稜線道、ここから少し道が悪くなる。

左のトラバースが鉄塔道。

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[アンシガハラ山山頂] 

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[三等三角点]

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[再び鉄塔前から眺望を楽しむ]

左手が行仙岳

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十津川から大森山・八鬼峯・ヤキミネ峠を望む。

中央やや右手の山あいに武蔵集落。

良いところに集落が出来ています。

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【コースタイム】
(8:30)武蔵(8:50)---(10:00)ヤキミネ峠---(10:40)岩稜入口---(11:00)鉄塔(11:10)---(11:40)アンシハウラ山(12:10)---(12:35)鉄塔(12:50)---(13:45)ヤキミネ峠(13:58)---(14:10)八鬼峯(14:15)---(14:25)ヤキミネ峠---(15:20)武蔵