【牛の交易の古道、牛廻越え】

5月11日~12日の2日間で、

紀伊半島のど真ん中、

牛廻山と城ヶ森山の二山を

登ってきました。

 

一日目は牛廻越えを経て牛廻山です。

牛廻越えは、龍神村小又川と

十津川村迫西川の集落を東西に結ぶ

峠路で、かつて親牛と仔牛の交易が

行われた名残りの呼び名と言われて

います。

[牛廻越えの3D軌跡]

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[牛廻山山頂]

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小又川の五味垣内橋を渡ってすぐ

左手、山裾に取り付き、大クボ山、

ミノ又山、大峠を経て、大峠山の

南山腹を絡み、牛廻山を目指します。

現在の道は、かつて牛を引いて

登ったとは思えない程、狭く、

おまけに急峻、中腹では林道も

走っています。

ミノ又山を過ぎた辺りからは、

ようやく先人たちが築いてきた

古道の雰囲気が漂い始めます。

大峠を越えると、

石積みの跡も見られ、より一層、

古道の息吹きを感じるように

なります。

しかし、

現在では、歴史の流れ、

風雨による自然現象と共に、

残念ながら、古道の一部の廃道化

が進みつつあるのが現実です。

一部の登山者だけが利用の古道で、

寂しいの一言です。

ブナの原生林に囲まれた小広い

台地の山頂では、

あちこちでミツバツツジの花が

満開でした。

しばし、山頂でのひとときを

過ごした後、大峠経由で帰路に

着きました。

[牛廻越えの軌跡]

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[五味垣内橋]

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[牛廻越え入口]

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[大クボ山への道]

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[大峠への道]

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[果無山脈方面を望む]

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[牛廻山山頂はすぐ]

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[牛廻山山頂近くの烏帽子岩]

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[ミツバツツジの花が咲く山頂]

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[山頂近くのブナの大木]

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[ヒヨキノタワ 小さな石の導き地蔵さんが立っています]

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[コースタイム]
五味垣内橋08:45-10:00大クボ山10:05-12:15牛廻山13:15-13:20ヒヨキノタワ13:35-14:10大峠山14:15-15:20大クボ山-16:25五味垣内橋 

二日目の城ヶ森山に続く