【ピラミダルな山容の野竹法師】

大塔山系の野竹法師とゴンニャク山に

登ってきました。(2017.03.28)

野竹法師は、大塔山系の主峰、大塔山

から北に派生した均整のとれた三角錐

のひときわ目立つ山で、その西隣に、

たおやかな山容のゴンニャク山が連な

っています。

野竹法師へは、

2005年10月以来の12年ぶりです。

今回は小広和田川林道を利用した

ルートで登りました。

 

林道の開通により、山奥の山という

印象から、ずいぶんと近くの山にな

ったように感じますが、マイナーな

山であることに変わりはありません。

しかし、しっかりとした踏み跡と

テープ等が充実、心なしか、

歩きやすくなっているような印象を

受けました。

また林相にひっそりと咲くバイカオ

ーレンの花が、足取りを軽くしてく

れました。

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スカイラインさながらの林道に入って

車を走らせること、

9キロメートル足らず、

眼下に中辺路の山々が広がってきます。

四辻大杉林道に車を駐車。

ここから登山開始です。

[狼ダワ山・笠塔山を望む]

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椿尾峠からゴンニャク山へと

向かう尾根から、嶽山をはじめ、

分領山、半作嶺、三ツ森山方面の

展望が開けてきます。

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[ゴンニャク山に向かう尾根

から分領山を望む]

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[ゴンニャク山山頂]

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[ゴンニャク山から野竹法師に向かう]

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[野竹法師山頂]

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[コースタイム]
四辻大杉林道08:30-08:40椿尾峠-09:35嶽山分岐-09:55ゴンニャク山10:05-10:35野竹法師10:50-11:15ゴンニャク山11:40-11:50嶽山分岐-12:45椿尾峠12:55-林道

 

[end]

 

 

 

 

【地形図を片手に梵天山へ】

堺よみうり文化センター主催

「地図読みテクニック入門」講座の

2017年春の第1回目のハイキングを

小富士山から梵天山のルートで行い

ました。参加者は21名です。

小富士山からの下山口で見かけたミツバツツジの花

f:id:hikojima:20170326181325j:plainGPSによる3Dルート図

f:id:hikojima:20170326181400j:plainGPSによるルート図f:id:hikojima:20170326181420j:plain

水呑地蔵から小富士山へ、

いきなりの手と足を使っての登高

からの始まりです。

始めて参加した方には、少しばかり、

厳しすぎたかも?、と思いながら…、

それなりに面白かったようにも…。

その後、笹峠から、再び、やせ尾根

の登りを経て、梵天山展望台へ。

展望台からは「尾根」「谷」が、

まさに地形図を見ているかのように…

足元に広がっています。

低山といって、侮ってはいけませんネ! ! 

そして、色々と、考えなければなら

ないことも…。

今日も一日、地形図を片手に頭の

リフレッシュ、山歩きを楽しみました。

水呑地蔵奥の院参道(小富士山登山口)

f:id:hikojima:20170326205317j:plain小富士山手前のピークに登る

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振り返って小富士山を望む

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稲倉池・笹峠方面を望む

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小富士山からの下り

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笹峠への登り

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コナラ・ウバメガシ林のやせ尾根の登り

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梵天山展望台から大阪湾を望む

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[コースタイム]
JR日根野駅09:35-08:46水呑地蔵バス停09:10-09:35小富士山09:45-11:45笹峠11:50-13:15梵天山展望台14:15-15:15つづら畑バス停15:24-15:40JR和泉砂川駅

 

                                            [end]

 

【雪の造形美を満喫 御池岳】

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鈴鹿山系の最高峰、御池岳に友人3人と

登ってきました。

 

実はこれだけ良く知られた美しい山で

あるにもかかわらず、御池岳は

"鈴鹿セブンマウンテン"に選ばれていま

せん…。

しかし、御池岳から鈴北岳へと連なる稜線

と日本庭園、テーブルランド、ドリーネの

雪の造形は、どこを切り取ってみても、

目に焼き付いて、離れないほど魅力的です。

[GPSによる3D軌跡]

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[GPS軌跡]

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鞍掛橋をスタートし、支尾根を急登、鞍掛

尾根へ、鈴北岳、日本庭園を経て御池岳に

登ってきました。

登りに使用した登山道(?)は、嫌になる

ような急斜面なので、できれば今後、

ご遠慮したいと思いますが…。

まずは306号線、早く復旧して頂きたいと

思います(:_;)。

ちなみに、帰路として使った鉄塔点検道は、

まずまず、歩きやすかったです。


天気は、暑すぎず、寒すぎず…、

時折、薄日が射すと、より一層、雪の造形

を際だたせてくれます。

今日も、一日、最高の山歩きをプレゼント

してくれました。

[支尾根から鞍掛尾根へ] 

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[鞍掛尾根を鈴北岳を目指す]

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[鈴北岳山頂まであと少し]

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[日本庭園付近から御池岳]

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[御池岳に向かう]

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[鞍掛尾根を下る]f:id:hikojima:20170320162814j:plain

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[コースタイム]
鞍掛橋10:00-12:30鞍掛尾根12:35-13:00鈴北岳[昼]13:25-13:40日本庭園13:45-14:15御池岳14:20-14:50日本庭園15:00鈴北岳-16:35鞍掛橋

 

 

[end]

 

 

【六里ケ峰はまだまだ、冬】

龍神街道のヤゲン(薬研)坂を登り、

六里ヶ峰(六里越え)を経て護摩壇山

森林公園ワイルドライフ管理棟まで

を歩いてきました。

[六里ケ峰の林道]

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[3Dルート図]

f:id:hikojima:20170318203015j:plain思っていた以上の雪の多さと、

六里ヶ峰の樹林のすき間から望む

奥高野の山々の眺望に大感激!

ヤゲン(薬研)坂の中ほど一部分に、

踏み跡の薄いところがあったものの、

踏み跡を忠実にたどれば立石(※1)

分岐に至ります。

古道分岐からは、ほぼ水平の林道

歩きです。真っ白な雪の上を歩く

足の感触、ブナ・ミズナラの原生林、

そして

青い空、樹林のすき間から望む

護摩壇山、龍神岳、城ヶ森山、

鉾尖岳といった奥高野の山々、

何もかもが新鮮でした。

[GPS軌跡]

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[八幡神社]

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[薬研坂入口]

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[立石]

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[衣掛岩]

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[鉾尖岳方面の展望]

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[六里ケ峰から管理棟を望む]

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[六里ケ峰から城ケ森山を望む]

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[管理棟]

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[管理棟から護摩壇山方面を望む]

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[コースタイム]
亀谷橋08:20-08:30薬研坂入口10:10立石10:15-10:50古道分岐10:55-11:00衣掛岩-12:05ワイルドライフ管理棟12:35-13:30衣掛岩(※2)-13:35古道分岐-13:55立石-14:50薬研坂入口-14:55亀谷橋

 

(※1)立石
六里越えに残る唯一の道標で、「大水の時は此方へまわるべし」と記され、大熊方面との道分けにもなっています。

(※2)衣掛岩
弘法大師薬研坂で汗をかいたので、岩に衣を掛けて干したと伝えられています。

 

【寒風吹く七霞山】

高野古道の捻草越え(※)から

七霞山に、「玉川峡を守る会」

の有志5人で、登ってきました。

 

[左から右の奥側に、摩尼山、

古宮岳、楊柳山、雪池山、手前に

護摩の壇を望む]

[鉄塔前展望地から高野の峰々を望む]

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 [カシミールによる展望図]

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[鉄塔前の展望地から南の方を望む]

(下記写真は井奥氏より受領)

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[GPS軌跡]

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[コース図]

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横なぐりの風に、時折、白いものが

混じる、あいにくの天気で気が沈み

がちかと思いきや、

皆さん気合いが入っています。

昨年暮れから進めている捻草越えの

道整備の総仕上げとなる2ヶ所の

道標設置と一部の捻草越え整備に汗

を流しました。

七霞山山頂近くから望む冬空の

金剛山奈良盆地、高野の峰々

の眺望は格別。

今日も一日、

楽しい山歩きとなりました。

古道入口には、階段道があります

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ひとつ目の道標

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かつての崩壊地

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左下に「ケヤキ岩」

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れいな自然林。下筒香辻に向かう

f:id:hikojima:20170316135156j:plain七霞山山頂

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ヒイロタケ(緋色茸)

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左手が見事がアカマツ

(止め山です)

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金剛山奈良盆地を望む

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北宿で見つけたロウバイの花

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[コースタイム]
河合橋09:15-10:00ケヤキ岩10:10-11:30四等三角点11:10-11:50尾根鞍部12:20-12:35下筒香辻12:45-13:05七霞山13:10-13:30展望地13:40-14:40小峰辻-15:25やどり温泉

(※)捻草越えについて
江戸時代の地誌『紀伊風土記』に
「摩尼谷より川合の橋へ出て七霞を過ぎて
富貴へ行を捻草越といふ高野より大峰山
の本道とす」と記されています。
また山頂近くには「お杉茶屋」があったと
言われています。

                                               [end]

【落ち葉の絨毯、ブナ山・高時山】

今日も先日に引き続き、

風屋ダム湖近くのブナ山と高時山に、

友人3人で登ってきました。

移動性高気圧のポカポカ陽気の中。

落ち葉の絨毯の上を

「カサコソ、カサコソ」と歩く足の

感触がたまらなく気持ち良かった

ですよ(^^)。

[二等三角点のブナ山山頂]

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[GPS軌跡]

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[樹林のすき間から雪を被った八経ヶ岳]

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[3Dによるコース図]

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風屋ダム湖畔から九十九折れの狭い

車道を登りきったところ、

まさに天空の郷の集落、「高津」へ。

高津と書いて「たこうづ」と読むよう

です。

 ここ高津集落から三里越えの古道(※)

を高津峠に登り、尾根伝いにブナ山と

高時山を目指します。

[高津集落]

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[三里越えの古道を歩く]

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[高津峠は間近]

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[ブナ山への道]

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[ブナの林…尾根分岐近く]

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ブナ山は自然林のきれいな山で、憩う

には最適です。

残念ながら、

展望にも恵まれない山でしたが、

落ち葉の絨毯を歩く足の感触は、

たまらなく気持ちよかったです。

下山は、ブナ山の北尾根を高津集落

まで周回しました。

このコースを歩く人が少ないようです。

分岐点が分かりづらく(テープ有り)、

尾根の激下りもあります。

[二等三角点のブナ山山頂]

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[広い道を高津集落へ] 

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[コースタイム]
高津集落08:30-09:30高津峠09:35-09:55三里山10:00-10:15高津峠11:30-尾根分岐11:40ブナ山11:45-12:15高時山13:15-13:40ブナ山13:55-14:05尾根分岐-15:05高津集落

 

 

※【三里越えについて】

十津川村北部の中心集落『上野地』

から十津川沿いに南下していくと、

『川津』、『風屋』の集落があって、

この川沿いのルートが西熊野街道

呼ばれています。

三里越えは、上野地の南で山に入り、

『高津』の集落を経由して高津峠に

登ります。

その後、高時山の西山腹を長々と

トラバースして、

『滝川』又は『風屋』に至るまでを

三里越えと呼んでいます。

三里越えは近世以前の道として利用

されていたようです。

                       [end]

 

 

【ブナの林がきれいな法主尾山】

法主尾山と書いて、「ぼうずおさん」

または、「ほっすおうざん」と読むよう

です。

十数年前に一度登ったことがありました

が、今回が2度目です。

[8合目近くのブナの林。少し雪が残っていました]f:id:hikojima:20170309171735j:plain[ルート図]f:id:hikojima:20170309174546j:plain

出発前の気温は2度ということで、

少しモチベーションが下がり気味…。

しかし、しかし…

暖かい陽の光にも助けられ、

心地よい汗をかきました。

また8合目近くのブナ林の美しさは

格別で、樹林のすき間から、雪を被

った大峰山脈を眺めながらのひととき、

心が落ち着きます。

コースは、風屋ダムの南から尾根に取

付きます。

登山道は、尾根に沿って続いており、

少し踏み跡の薄いところがあるものの、

尾根を外さなければ、問題なく山頂に

至ります。

[GPS軌跡]f:id:hikojima:20170309171902j:plain[風屋ダム湖]f:id:hikojima:20170309172620j:plain[サイレン塔…三等三角点]f:id:hikojima:20170309171947j:plain[展望地から高時山と足元に風屋の集落、風屋ダムを望む]f:id:hikojima:20170309172109j:plain[ブナの林…右側が切れ落ちている]f:id:hikojima:20170309172228j:plain

f:id:hikojima:20170309172240j:plain[先客の足跡?]f:id:hikojima:20170309172553j:plain[法主尾山山頂の三等三角点]f:id:hikojima:20170309172247j:plain

[コースタイム]

風屋ダム(9:00)-(9:20)サイレン塔(9:25)-(10:20)802m峰(10:25)-(10:50)ブナの林(10:55)-(11:25)法主尾山(11:30)-(11:50)ブナの林(12:10)-(12:30)802m峰-(13:00)展望所地(13:10)-(12:20)サイレン塔(12:25)-(13:40)風屋ダム

 

 …追伸…

 

『日本山岳ルーツ大辞典』には、

「坊主に同じで、山峰が頭を丸めた

坊主頭のようで、そのうえ尾根の美

しい山ということ」と記されています。

[end]