小森から西熊野街道を経て行仙岳へ

そろそろ動き始めないと…、

高野山熊野古道』改訂の調査に行ってきました。


今回の目的の山は、

山腹に西熊野街道が通る行仙岳です。

[3D-GPS軌跡]

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[GPS軌跡]

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ここで行仙岳について触れる前に、簡単に

十津川村について、記しておきます。
明治21年、55ヶ村であった十津川郷は、

6ヶ村に集約、翌年、この地を襲った大水害で

壊滅的な被害を受け、一村に統合され、

十津川村が誕生しました。

その時、村の中央、西熊野街道の一角、標高

470メートルの小森に十津川村役場が設けら

れました。

そして、この小森の集落が、

今回の行仙岳の登山口です。


何でまたこんな山の最高所に…役場が、

と思わないでもないですが…。

今でこそ十津川村は、国道に沿って集落が

点在していますが、

かつては、山腹近くにへばりつくように

民家が点在していました。

十津川村が誕生した当時、各村の中心地で

あったと同時に、集落と集落を結ぶ

西熊野街道の存在が大きかったのでは

ないかと思います。

しかし、

その後、自動車道が開通したことで、

さすがに、山の上の役場に不便さを

感じられるようになり、昭和23年には、

小森から現在の小原に役場を移転、

56年間の歴史に幕を下ろす結果となり

ました。


小森へは、現在、つづら折れの車道が通じて

いますが、かつて行政の中心であった

十津川村役場跡は、さらに山道を登った

支尾根上の一角にあります。

行仙岳へは、那知合方面に西熊野街道を進み、

峠から主稜線を直上します。

小森から那知合に至る西熊野街道には、

かつて、たくさんの人々が往来したであろう

古道としての雰囲気を漂わせていました。

[西熊野街道と行仙岳ルート図]

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[小森集落に向かう車道]

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[最終集落から役場に向かう山道]

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[正面に小原峰を望む]

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[旧十津川村役場跡]

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[十津川村旧警察跡]

尾根の反対側に出て、西熊野街道を那知合方面に向かう。山崎方面に、いつか歩いてみたいと!!… 役場の方の話では、「何箇所か崩落している。歩けるかどうかは分からない」とのことであった。

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[行仙岳の案内標識]

西熊野街道を那知合方面に向かう

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[小森から那知合に越える峠に立つ地蔵尊]

正面には「弘化二年七月吉日」。左面には「右ハ山上下市 左ハかうやさん」。右面には「右ハくまのみち」の文字がはっきりと読み取れます

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[行仙岳山頂]

小広い台地で、展望はなし。三等三角点。

鉄塔跡と思われる台座が残っている

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[那知合に向かう西熊野街道]

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 [那知合の神社]

西熊野街道の那知合集落に出る手前。神社名が分かりません。知っている方がおられましたら、教えてください。

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【コースタイム】
8:50小森出合バス停9:00-9:30小森-9:35十津川村役場跡9:45-9:50勝手神社-9:55十津川村役場-10:10十津川警察署跡-11:15峠11:20-12:20行仙岳12:45-13:25峠-14:30那知合-15:20小森出合バス停

花盛りの行者還岳へ

大峰山脈の行者還岳に登ってきました。

昨夜の台風のような大雨から一変、

朝からの晴れ模様に、

山へのモチベーションも最高潮です。

[行者還岳への縦走路]

バイケイソウの群落地を抜けていく

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[3D-GPS軌跡]

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京奈和自動車、国道309号線から

行者還林道を経て、90番ポイントへ。

最近は、ここ90番ポイントから

行者還岳を目指す登山者が多いようです。

今回「紀州カモシカ」さんの

ブログを参考に、

古くからの友人夫妻と、

久しぶりに山に登ってきました。


90番は国道309号線を起点に、

9kmの地点という意味のようです。
さて、

90番ポイントの路肩に車を駐車。

平日だというのに、すでに3台ほどの先客が…。


登りはじめて、

すぐに"タイタン尾根へ"の書き文字が!。

タイタン? 。"何?"。はじめて聞く名前です。

正面の尾根は、確か"清明尾根"のはず、

だったと、思うのですが…、

もしかすると、

今登っている支尾根がタイタン?

 
それはさておき、

すぐにシロヤシオの花が私たちを

出迎えてくれました。

奥駆道を北にとって、

ヤマシャクヤクの群生地へ。

天気がすっきりしないためだろうか、

ほとんどがつぼみです。

その後、シャクナゲが群生する

行者還岳山頂へ。

今年は、シャクナゲとの相性が良いようで、

満開でした。


ちなみに、

私たちより一足早く90番ポイントから

登って来たという3人パーティの方と

山頂で話をしていると、

先ほどまでの疑問であった

"タイタン尾根"の話題に!。

ここで支尾根と清明尾根の合流点に

乗り捨てられていたトラックが

マツダのタイタン」ということを

教えて頂きました。

そのため通称タイタン尾根とのこと。

「何~だ」。

そういうこと。

先ほどまで、くすぶっていた疑問が

ここで解けました。

そして、先ほどまで、

雲に覆われていた大峰山稜には、

青空が広がり、

帰りに立ち寄ったヤマシャクヤクは、

いっきに花を咲かせていました。

[GPS軌跡]

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[清明尾根近くのヒノキの大木]

ヒノキの大木に絡まって、別の木が…

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[シロヤシオ咲く清明尾根]

シロヤシオ満開の登山道です

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[清明尾根の森]

きれいな新緑に癒されます

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[バイケイソウの奥駆道]

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[縦走路の地蔵尊]

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[ガスの中の大普賢岳]

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[行者還岳と行者還小屋]

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[行者還岳山頂から弥山・八経ヶ岳を望む]

真ん中が弥山、その左横の三角形が八経ヶ岳 

斜め右に鉄山が見えています

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[行者還岳山頂のシャクナゲ群生地]

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[縦走路途中のヤマシャクヤク]

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[ヒトリシズカ]

ヤマシャクヤク群生地の近くで、

ヒトリシズカがひっそりと咲いていました

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[行者還小屋近くから大台ヶ原方面を望む]

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[清明尾根分岐から大普賢岳・行者還岳を望む]

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[清明尾根分岐から鉄山を望む]

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[タイタン広場分岐から大普賢岳・行者還岳を望む]

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[行者還林道の新緑]

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【コースタイム】
8:40行者還林道90番地点8:55-9:30タイタン9:35-10:05清明尾根・奥駆道合流点-10:25ヤマシャクヤク群生地10:40-11:10行者還小屋11:15-11:50行者還岳12:40-13:10行者還小屋13:15-14:30清明尾根分岐14:35-15:15タイタン-林道90番地点

大都会の山、六甲山最高峰へ

大都会の山、六甲山最高峰に

「自由参加の会」で登ってきました。

新緑まぶしい、

さわやかな春の一日を満喫しました。

[3D-GPS軌跡]

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[ロックガーデン]

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コースは六甲山人気の登山ルートとして

知られたロックガーデン、風吹岩、

雨ヶ峠、七曲がりから

六甲山最高峰を経て有馬温泉に下る

コースです。

メンバーは和歌山市を中心に、

南は串本、上富田、北に大阪からの面々、

いつも以上に、近畿のあちこちから

集まりました。

私にとっては30数年ぶりだろうか。

記憶が古過ぎて、

すでに忘れてしまっていますが…。


スタート点の阪急・芦屋川駅前は、

ザックを持った登山者で溢れていました。

六甲山を熟知したYさんの先導で、

21名4班に分かれてのスタートです。

ロックガーデンの登山道を歩く人の列が

途切れることなく、続いており、

およそ和歌山県の山では考えられない

光景でしょう。

人気の夏山アルプス並み、といった

ところだろうか。


Yさんの提案で、班分けをすることに

しましたが、まさに予想が的中です。

ここでは20人以上のパーティは、

傍迷惑な集団にしか、見えないだろう!!…し。


ともあれ、久しぶりに参加した方々、

初めての参加者、いつものメンバー、

和気あいあい、賑やかに歩くのは、

楽しいですね。


ちなみに、7時間余りの長丁場、

歩行距離12km、

高低差900メートルでした。

お疲れ様でした。

これからも、またご一緒したいと思います。

[GPS軌跡]

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[芦屋川の住宅を抜けて…]

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[住宅地のど真ん中に滝道の道標石が…]

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[高座の滝]

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[ロックガーデンの登り]

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[風吹岩に向かう]

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[七曲がりのはじまり]

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[六甲山最高峰]

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[六甲山最高峰からの下り]

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[眼下に大阪湾を望む]

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[有馬温泉に下る]

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[立派な迂回路が…]

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【コースタイム】
9:50阪急芦屋川駅8:50-10:35高座の滝10:40-11:30風吹岩11:40-12:35雨ヶ峠[昼食]13:20-14:35六甲越え14:40-14:50六甲山最高峰14:55-15:05六甲越え15:10-16:30有馬温泉登山口[解散]

シャクナゲ満開の馬の鞍峰へ

台高山系の最奥部、吉野川源流の

「馬の鞍峰」に登ってきました。

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[3D-GPS軌跡]

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登山口は南朝哀史ゆかりの三之公です。

ちなみに三之公は山ヒルの多いことでも

有名です。

さて、ここ三之公の「八幡平」は、

後亀山天皇の曾孫に当たる尊義王

神璽を奪い、自天王と忠義王を連れ、

朝廷を立てた行宮跡で、

その後、追手を気にして、

さらに奥の「かくし平」に移住。

尊義王は、川上郷民の助けを借りて、

吉野朝復興を画策、当時の村人は

この3人を「三之公(皇)」

と呼んで敬い、これが地名になったとも

伝えられています。


ほかにも、

谷崎潤一郎の代表作「吉野葛」の

舞台として、

また深田久弥のエッセイ

「奥吉野の隠し平」に、

それぞれ三之公が描かれています。


今回の目的は、

「三之公」「かくし平」ではなく、

馬の鞍峰のアケボノツツジが目的です。

三之公の林道終点に車を駐車。

今朝の三之公は、

思いっきり冷え込んでいます。

その分、山ヒルとの遭遇は避けられ

そうですが…。

明神滝に立ち寄ったのち、山の斜面に

付けられた登山道をへつるように進み、

かくし平へ。

その後、急斜面をいっきに登れば、

支尾根に到着、落葉広葉樹の新緑が

真っ盛り。

今年は、花の開花が異常に早いようで、

アケボノツツジの花は、もうすでに

散っていました。

しかし、シロヤシオシャクナゲの花が

今は盛りとなって出迎えてくれました。

[GPS軌跡]

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[明神滝]

昨日までの降雨だろうか。大水量で流れ落ちている

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[かくし平-三之公行宮跡]

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[これより、いよいよ登り]

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[バイケイソウの森を抜けて、急斜面の登りへ]

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[支尾根の痩せ尾根が続く]

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[木の生命力]

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[シャクナゲ咲く尾根]

シャクナゲ咲く、美しい静かな稜線歩き

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[アケボノツツジは散り始め]

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【コースタイム】
8:40三之公林道終点(駐車地)8:50-9:25明神滝9:35-10:25かくし平10:25-11:00支尾根11:05-12:00馬の鞍峰12:30-12:55支尾根分岐-13:25かくし平-14:00明神滝14:25-14:55三之公林道終点

痛々しい…玉置山参拝道

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最近は車で玉置山に登ることが多く、

今回、久しぶりに登山道を使っての

シャクナゲ咲く玉置山への山歩きです。

[シャクナゲ咲く玉置神社]

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参加者は、和歌山・大阪からの地図読み

コミュニティの参加者5人に、

現地登山口集合の3人を含めた、

合計8名です。

紀州カモシカさん夫婦とは、

今回はじめてご一緒しました。

はじめて会ったメンバーながら、

山ヤ特有だろうか?、

すぐに意気投合、

気持ちの良い汗をかきました。


自己紹介のあと、さっそく登山開始です。
コースは八大竜王社から近畿自然歩道を

経て玉置山に登ったのち、

帰りは、玉置神社から展望台、花折塚、

高滝辻を経て、折立に下山しました。


童謡「通りゃんせ」に、

「行きはよいよい帰りは怖い」 という

一節がありますが、今回のコースは、

まさにこの一節でした。

怖いという表現は適切ではありませんが、

帰路として使用した古道(参拝道)が、

作業道の造成によってズタズタ、

変わり果てた状態に唖然となりました。

個人所有の山という理屈とはいえ、

作業道の造成によって、

かつての古道が完全に飲み込まれた形で、

何とも痛々しい光景です。

わずかに古道の痕跡はありましたが、

荒れ放題、とても歩きたいと思える

状態ではありません。

申し訳程度に

「平成19年度森林整備地域活動支援事業」

という標識と道標が設置されていましたが、

「どこが森林整備?」という疑いと、

怒りさえ覚えました。

[玉置山GPS軌跡]

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 [近畿自然歩道(折立道)入口]

八大竜王社からすぐのところ

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[玉置山山頂への道]

ミツバツツジ咲くブナ林を歩く

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[かつえ坂からの奥駆道が合流]

f:id:hikojima:20180507151735j:plain[山頂近く ヤマツツジシャクナゲ]

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[シャクナゲ咲く玉置山への道]

目の前が玉置山山頂

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[玉置山山頂]

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[玉置山山頂から宝冠の森を望む]

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[玉置神社に下る]

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[玉石社]

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[玉置神社本殿]

シャクナゲは盛りを過ぎていましたが新緑が眩しい

今日は、大勢の参拝客が訪れていました

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[神代杉]

ここのシャクナゲは、今まさに満開!!

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[夫婦杉]

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[大杉]

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[花折塚に向かう道からヤマツツジ]

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[展望台から花折塚方面を望む]

右下の車道が奥駆道、真ん中の山が卯月山

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[高滝辻に立つ道標]

『玉置神社ェ 三十一丁』の道標

作業道の造成によって付け直されたのであろう「道標」と作業道。

古道が作業道に飲み込まれている 

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[高滝辻の道標石]

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[樹林のすき間から十津川を望む]

残念ながら今日も十津川は濁っている

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[中の谷の滝]

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[折立集落]

やっと降りてきました

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【コースタイム】
9:20八大竜王社(駐車地)9:40-11:25折立道分岐11:25-11:40玉置神社駐車場11:50-12:15玉置山12:50-13:00玉置神社13:25-13:45玉置神社駐車場13:50-14:10世界遺産記念碑-14:15展望台14:20-14:43花折塚14:45-15:15高滝辻-16:35中谷の滝-16:45折立

[NO.1601]

 

トロトロ坂から筏師の道、宮の坂越え

少し変わったネーミングが気になっていた

ところのトロトロ坂と筏師が歩いた道を

歩いてきました。

[3D-GPS軌跡]

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[桃太郎岩]

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今回の歩行ルートは、

小板橋淳氏の著書「紀州・熊野の峠道」

筏師の道「宮の坂越」を参考にしました。
片川集落を起点に、まずはトロトロ坂を

登って風吹峠へ。

一部、道が倒木等で塞がったところも

ありましたが、苔むした石畳が、

印象的でした。

風吹峠に立派な「弘法大師の石碑」と

「大師堂」が祀られており、往時、

賑わった様子を感じ取ることができます。

風吹峠から一旦、桐原の集落に下ったのち、

ふたたび風吹峠に戻り、北山村の筏師たちが

新宮からの帰路として使ったとされる

宮の坂越えへ。

北山村の筏師にとっては、

このルートが最も安全で、

且つ近かったとのこと。

いつもながらの古道歩き、

イカーを使っての山歩きゆえ、最低限に

無駄なくとは思っても、

起点にまで戻らなければ…という使命、

これがなかなかつらいところですネ。

トロトロ坂、筏道共に、

今日一日、古道歩き楽しみました。

[GPS軌跡]

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[片川の集落]

トロトロ坂(写真では右下から左上に登っていく)f:id:hikojima:20180502152232j:plain

[入口に設置された道標]

道標が比較的、新しい

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[トロトロ坂の石畳]

このあと、倒木が増えてきますが…

石畳をたどれば、問題ありません

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[トロトロ坂を登り切ったところに立つ道標石]

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「風吹峠弘法大師ニ至ル 右、新宮本道 左、同近道」と読み取れます。

比較的、新しいのでは…

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[反対側に「火の用心」の碑]

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[反対側には道標も…]

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[風吹峠の石碑]

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[風吹峠の大師堂]

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[地蔵尊]

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[桃太郎岩]

きれいなナメ谷が続きます

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 【コースタイム】
片川集落空き地8:55-9:00片川橋9:00-9:40道標(「火の用心」石碑)-9:50上地(廃集落)-9:55風吹峠-10:40上桐原-11:25風吹峠-11:30上地(廃集落)-11:40県道-13:10片川川(宮の坂越分岐)-13:30桃太郎岩-14:00駐車地

筏師の道「万歳峠越え」

以前から気になっていた万歳峠越えを

歩いてきました。

[一遍上人名号碑]

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[3D-GPS軌跡]

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万歳峠越えは、志古と小雲取越えルート

を結ぶ万歳道とは別に、志古と大津荷を

つなぐ古道で、途中「一遍上人名号碑」

をはじめ「首無地蔵」「椎ノ木地蔵」

などの旧跡が点在しています。


という訳で、まずは志古から万歳道を

経て小雲取越えとの合流点へ。

その後、万歳峠越え分岐まで引き返した後、

本来の目的地、万歳峠越えを経て大津荷に

向かいます。

今回の歩行ルートは、

小板橋淳氏の著書「紀州・熊野の峠道」

筏師の道「万歳峠越」を参考にしました。

一遍上人名号碑からすぐ、杣道をたどって

首無地蔵へ。

一瞬、不安の二文字が頭をよぎります。

しかし首無地蔵からは比較的、順調。

かなり古そうな林道と古道が交差、

並行しながらテープの巻かれた尾根沿い

の道を忠実に下っていきます。

やがて、やや踏み跡の薄くなった頃、

ようやく「椎ノ木地蔵」に到着。

山腹を巻くように下って、全コース、

ほとんどブッシュにも出会うこともなく、

尾根の先端から大津荷の国道脇へ。

[万歳峠越え-GPS軌跡]

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[一号碑写し]

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[二号碑]

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[万歳峠]

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[万歳峠から小雲取越に向かう道]

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[熊野古道小雲取越えとの合流点]

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[一遍上人名号碑]

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[桜地蔵]

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[宝筺印塔(首無地蔵)]

 

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[椎ノ木地蔵]

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【コースタイム】
下地橋バス停(駐車場)8:53==9:15志古バス停9:25-10:00一号碑写し-10:20二号碑-10:40万歳峠越え分岐-10:50万歳峠-11:10万歳道分岐11:45-12:25万歳峠越え分岐-12:30一遍上人名号碑(桜地蔵)12:35-12:50首無地蔵-13:30椎ノ木地蔵-14:10高津橋-14:25下地橋バス停