甑(こしき)山に登り、
その後、大津荷林道を経て倶盧尊仏へ。
"こしき山"について、
以下のように記されています。
「八町坂の入口から、
凡そ1キロメートル弱、
標高差にして200メートル余の登り坂。
これがすてきな道だった。--(略)--
丁寧に石が敷かれていて、
明らかに往時は生活道として
使われていたに違いない。--(略)--
東側に少し下った岩場で弁当にした。
岩場からの眺望は、
思わず息を呑むほどの見事さだった」…と。
「これは、登るしかないだろう!!… 」
ということで!!、いざ! "こしき山"へ。
山頂からの眺望と八町坂の古道、
ともに期待を裏切ることはありませんでした。
[GPS軌跡]
[和田地の集落]
[八丁坂の登り]
[八丁坂地蔵]
「八丁坂 水本 左側に嘉平之立」と彫られています。
[甑山からの眺望]
関電鉄塔から東へ、少し下ったところからの眺望
山頂でのひとときをそこそこに、
次の目的地、倶盧尊仏へ。
林道入口に路駐、大津荷林道へ。
林道はさほど荒れていないため、
車で走行しても良かったのに…(後悔?)。
まぁ-、がんばって歩きます。
林道終点から登山道に入り、
倶盧尊仏、そして倶盧尊仏の滝へ。
谷の左手に岩盤、
右手に30メートル以上と思える
大岩がそそり立ち、
下部には石灯籠と小さな金属製の鳥居も…。
周囲のそこはかとない雰囲気と
荘厳さに圧倒されました。
ちなみに、倶盧尊仏について
「東の谷にあり高さ十餘丈の巌をいふなり。
疱瘡神と崇む、
又鉾島ともいふ邑民奉祭する者より
疱瘡護符を出す」と記されています。
かつて疱瘡(天然痘)は、
非常に強い感染力と高い死亡率のために
恐れられていました。
そのため疱瘡神を崇めることで、
疱瘡をまぬがれると
信じられていたのでしょう。
[GPS軌跡]
[倶盧尊仏へのルート]
あくまでも概念図です。
自己責任で歩いてください。
[倶盧尊仏]
谷の右手が岩盤、左手(中央)が倶盧尊仏。
[倶盧尊仏の滝]
【と、その前に、古座浦の日の出です】
【コースタイム】
和田地集落-八町坂地蔵-甑山-和田地集落==[車移動]==13:30大津荷谷林道入口-14:10林道終点-14:30倶盧尊仏14:50-15:00林道終点-15:40大津荷谷林道入口