高野古道のひとつ、「麻生津道」を
トレーニングを兼ねて、訪ねました。
「京・大坂道」には、六地蔵が祀られ
ていますが、面白いことに、
ここ「麻生津道」にも、同様の六地蔵
が祀られています。
第一の地蔵は、麻生津橋を渡って、
すぐ、県道脇に祀られており、その後、
麻生津峠への登りにかかります。
麻生津峠には、第三の地蔵が、高野山
町石道と交わる矢立峠には、第六の
地蔵が祀られています。
今回は、第一の地蔵から麻生津峠を経て
市峠まで歩き、その後、往路を戻りました。
すべて舗装道と思って歩いたところ、唯一、
第四の地蔵を祀る日高峠から市峠間は、
やや荒れ気味の旧道歩きとなりました。
予想とは違ったものの、意外と楽しめました。
第二の地蔵を過ぎた辺りから、きつい
登りが続きますが、無住の家、朽ちか
けた家も目立つようになります。
かつて高野山詣での人々を見守って
きたであろう、しだれ桜が、無住の屋敷内
に、ひっそりと枝を広げていました。
今では街道を歩く人は、決して多くは、
いないだろう。…と思うと、
急に、もの寂しさを感じてしまいました。
しかし春には、きっと立派な花を咲かせる
とともに、きっと、この桜を見に、多くの
人々が…、と期待しながら、
帰路につきました。
[歩いた軌跡]
[麻生津峠に向かう道から紀ノ川を望む]
[「右高野山 大門五里」の石標]
[将棋石]
[カジヤ辻の道標石]
[立派な石垣が続く街道筋][第二の地蔵]
[シダレザクラのの大木]
無住の屋敷跡に立つシダレ桜の古木。
春が待ち遠しいです。
[右手の上方に飯盛城の建物を望む]
飯盛城といっても、中世の山城、飯盛城とは、別物です。
飯盛城跡は、ここから西に登った飯盛山にあります。
この天守閣の建物は神路原神社の関連施設です
[ハイタ地蔵]
[麻生津峠の第三の地蔵]
[日高の街道筋に広がる柿畑]
[日高峠の第四の地蔵]
[旧道分岐]
右の道が旧道で、左が新道。
どちらを歩いても市峠に出ることができますが、
今回、右の旧道を歩きました
[ここは左下に下る]
やや道が荒れてきます。
[市峠近く]
[市峠の国道]
ここで、引き返します。
右上すぐが市峠です。
[コースタイム]
駐車位置8:45-9:03第一の地蔵9:05-9:15カジヤ辻-9:20第二の地蔵-9:30シダレザクラ-9:38堂前の地蔵-9:55ハイタ地蔵-10:20大師の井戸-10:35麻生津峠10:40-11:25日高峠-12:03市峠(引き返し)12:05-12:30日高峠13:05-13:55麻生津峠14:00-14:20休憩14:40-14:50ハイタ地蔵-15:00シダレザクラ-15:05駐車位置