【高野七口、相ノ浦道を周回】

[相ノ浦口女人堂跡・上水峠

地蔵尊]

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「高野七口」のひとつ「相ノ浦道」

を歩いてきました。

相ノ浦道は、高野山と相ノ浦集落を

結ぶ街道で、高野七口のうちでは、

もっとも利用が少なかったと言われ

ています。

相ノ浦は、高野槙の産地として知ら

れています。

[GPS-3D軌跡]

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「相ノ浦道」については、これまで

何度となく、歩く計画を立てては見

たものの、「崩落のため、現在通行

できません」といった情報もあって、

今日まで少し敬遠をしていましたが…。


そして、

今回ようやく実行することに!!。

コースは、相ノ浦から相ノ浦道を

高野山まで登り、帰りは、一の枝

川沿いの車道を下って相ノ浦に戻

る周回コースです。

しかし何と言っても、これまで

敬遠していた最も大きな要因は、

往路・復路の何れかで、車道歩き

が伴うということではないかと思

っています。


ということで、まずは相ノ浦の丹生

神社に立ち寄りました。

丹生神社は最近再建されたとのこと

で、鮮やかな朱の社殿が目の前に飛

び込んできます。

40数軒ほどあった相ノ浦は、現在で

は10軒ほどまで減少したと住民の方

が話してくれました。

社殿の隣に「トガサワラ(※)」の大木

が枝を広げていました。

このトガサワラは、三重県熊野市の大

国有林に次ぐ大木で、和歌山県の天

然記念物に指定されているとのことで

す。


ちなみに、相ノ浦道の「崩落のため、

現在通行できません」という情報は、

確かに一部歩きづらいところもあり

ましたが、さほど歩くには、支障が

ないように感じました。安全を考慮

した場合の最善の方法かも知れません…。

しかし、このまま放置すれば、更に

道が荒れていくのではないかと危惧

の方が先に立ってしまいます…が…。

どうでしょう??

[GPS軌跡]

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[…とその前に…

高野山壇上伽藍の御影堂]

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[孔雀堂・准胝堂

御影堂ほか]

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[孔雀堂・准胝堂]f:id:hikojima:20171010140826j:plain

[根本大塔]

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高野山をうろうろした

ところで、相ノ浦へ移動。

[相ノ浦丹生神社社殿] 

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[トガサワラの大木] 

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相ノ浦道に入る

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コウヤマキの間を縫って… 

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整備はされているが…少し荒れ気味です 

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笠松峠。少し左にそれると内護(子)山山頂です。

山頂は180度の展望です。

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女人堂跡が近づくと広い道となります

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展望も開けます

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少し横道に入ると…根本大塔も見えますが…

秋が近づいています

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宝珠山から薄峠方面を望む

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※トガサワラはマツ科トガサワラ属に分類される常緑針葉樹で、日本にしか生育しない日本固有種。また名前の由来は葉がツガ(トガ)に似て、材質がサワラにためだといわれています。


[コースタイム]
09:30丹生神社09:40--<車移動>-09:50相の浦道入口010:00-11:03笠松峠11:05-11:10内護山11:15-11:55相ノ浦女人堂跡(昼)13:00-13:20ろくろ峠13:20-13:25車道13:25-14:40相の浦道入口14:45-14:55丹生神社