12月に予定している鹿ヶ瀬峠越え
の下見ハイキングです。
10数年ぶりに鹿ヶ瀬峠越えを通し
で歩いてきました。
鹿ヶ瀬峠越えは、藤原定家をして
「崔巍の嶮岨(さんかいのけんそ)」
と嘆かせた熊野古道の難所です。
井関までのバスの便がなくなって
いるため、広川ビーチ駅を起点に、
井関から鹿ヶ瀬峠を越えて、
[3D-GPS軌跡]
[鹿ヶ瀬峠の茶屋風景(紀伊国名所図絵より)]
「蟻の熊野詣で」といわれた
熊野信仰の最盛期には茶屋が
設けられ賑わっていた様子がうかがえます
[GPS軌跡]
日曜日ということで、途中、数人
のハイカーと出会いました。
鹿ヶ瀬峠で出会った夫婦は、
金魚茶屋跡の駐車場に車を止めて
登ってきたと言っていました。
「こんなに良い場所があるなら、
弁当を持ってくれば良かったのに
ね!」と、
熊野古道が気にいった様子でした。
鹿ヶ瀬峠越えの見どころは、
何と言っても、日高町側の503
メートルにも及ぶ石畳道ですが、
土砂がかぶっていたり、木の枝や
落ち葉が積もっていたり、石畳道
としての雰囲気が半減しているの
が残念でした。
しかし、さわやかな秋空と彼岸花
が満開、道標等も充実しており、
満足のいく一日となりました。
[河瀬王子跡]
[河瀬王子跡前の道標石]
「右ハきみいでら…」
「大水ニハ ひだり」とあります。
[馬留王子跡(広川側)]
すぐ先に「右くまの 左ふじたき」の道標石
[鹿ヶ瀬峠越えの道から井関方面を望む]
[平成の石畳道]
[法華壇]
比叡山の僧、円善が修行の途中、
この山中で死に、その髑髏が法華経を
読誦したと伝えられています。
[鹿ヶ瀬峠]
[鹿ヶ瀬峠周辺図]
[鹿ヶ瀬峠のタブの大木]
[馬頭観音]
[小峠の道標]
「右かみくさの滝へ十五丁、たから村金屋某」
[石畳道のはじまり]
熊野古道の中で最長の石畳が続きます
[板碑近くの熊野古道]
[金魚茶屋跡]
[沓掛王子跡]
[古民家風「カェーれん」]
少しばかりのいっぷくです
クールダウン
[爪書地蔵]
弘法大師が岩に爪で刻んだと言われているお地蔵さま。
ここにもありました!!
[内の畑王子跡]
[内原王子神社]
[内原王子神社のオガタマの木]
[コースタイム]
JR広川ビーチ駅09:00-10:00河瀬王子跡10:00-10:05延命山地蔵寺(トイレ休憩)-10:15馬留王子跡-11:07鹿ヶ瀬峠12:10-13:00金魚茶屋跡13:05-13:15沓掛王子跡-13:20喫茶13:45-13:55爪書地蔵-14:12光明寺-14:28なめら橋-14:38内の畑王子跡- 14:55高家王子跡(内原王子神社)-15:20JR紀伊内原駅