滝めぐり

『紀伊続風土記』の水谷滝の所在について

いつもお立ち寄り下さり、 ありがとうございます。 さて、今日は、 『紀伊続風土記』に記された 熊野川支流の「水谷滝」について 考えてみようと思います。 暇つぶしに、ちょっとばかり、 お付き合い下さい。 「第一の大河なるを似て 熊野川の名あり、 本宮…

蛇和田滝は、三重滝とも呼ばれ、 三段合わせての滝名

いつもお立ち寄り下さり、 ありがとうございます。 当ブログでは、 主に山歩き等について 書き綴っていますが…、 今日は、かなり以前から 気になっていた滝情報について 少し書いてみようと思います。 ちょっとばかり、お付き合い下さい 今回取り上げるのは…

亀岡から但馬、神鍋、久須部渓谷の紅葉、滝巡り

気が置けない友人3人と但馬方面へ、 紅葉と滝の撮影旅行に行ってきました。 一日目は、亀岡の紅葉の寺院めぐりと 神鍋渓谷の滝巡り。 "苗秀寺"の参道、 手水舎に写り込んだ ちょっと変わった 紅葉の撮影スポットを満喫しました。 【龍譚寺】 【苗秀寺】 【神…

独り占めの犬鳴渓谷へ。行者の滝

夏が終わり…、 と、その前に、 今年は滝の写真撮りが思うように 進んでいないと思い…、 ということで、 マイナスイオンが恋しくなり、 近場の犬鳴山の 滝めぐり行ってきました。 さて、台風の影響で、 何やら、朝から雲行きが怪しそうです…。 家をスタートし…

涼みの滝・九龍の滝・鎌滝へ

久しぶりの滝の写真撮影に 行ってきました。 "涼みの滝"を皮切りに 日高川町周辺の小津茂谷、 樫山谷に懸かる滝を巡ってきました。 心の中で"曇ってほし~い"、 と 願いながら、現地に向かいます。 さて「涼みの滝」は、 何度となく真妻山に登るため、 通っ…

雪の丹生都比売神社から高野大滝へ、そして高野山

南岸低気圧の影響で…夜半過ぎには、 雪になるかも????…、 という天気予報に、 今年最初となる写真撮影に出かけてきました。 朝、和歌山を出発したときは、 雨が降っていたものの、 京奈和自動車に入って 車を走らせていると、 雨からみぞれとなり、みる…

片川川のアユドマリの滝・雌滝・雄滝へ

今日は、尾呂志川支流、片川川まで滝探索。 目的は、片川神社から片川川の橋の下に懸かる 雄滝までの谷歩きです。 まずは片川神社にて滝探索での安全を祈願し、 入渓。 世の中、コロナ騒ぎで、 三密の回避を呼びかけられていますが、 ここでは川幅いっぱいの…

念願の"萬堂滝"と"曳滝"に到達

十津川村上湯川の"萬堂滝"と"曳滝"に、 Mさんと二人で行ってきました。 "萬堂滝(ばんどうたき)"、"引滝(ひきたき)"は、 昭和初期発行の『上湯川郷土誌』に、 それぞれ掲載されています。 『十津川郷村誌』には、 「北又川ハ、北方高乙山ノ山脈ナル烏帽(子)…

高野町筒香の"滝さん"(小石谷の滝)へ

長~い、長~い梅雨が終わったと思ったら、 今度は、暑~い夏…の到来。 こんな時には水が恋しく…、ということで、 今回、玉川峡での"甌穴探し"と前回の 百間滝探索に続いての又、またの滝探索です。 午前中、玉川峡のやどり温泉近くで、 "ジャブジャブ"と 谷…

百間山渓谷の百間滝へのリベンジ

以前から気になっていた百間滝へのリベンジです。 『紀伊続風土記』の「雨乞瀧」の項に、 百間滝について、次のような記述があります。 「村の良二十余町にあり、伊屋谷川の流、 懸りて瀧をなす。 高さ五間許。 瀧の上流下流に深淵多く 其中に釜といふ淵、 …

西熊野街道の道普請、ハネオキの滝へ

又、また…又の、"西熊野街道"歩きです。 といっても、 今回の主な目的は西熊野街道の道普請です(part1)。 このところの雨続きで、 道普請に暗雲…と思っていたところ。 二日ほど前の天気予報で、 "雨は降らないらしい"、 むしろ晴れ予想に修正され、 集合場所…

百間山渓谷の百間滝を目指して!!

梅雨のすき間を狙って、 百間山渓谷に行ってきました。 さて、百間山渓谷に冠されている「百間」は、 百間滝?… と思われますが…、 百間滝についての写真がどこにも見あたりません。 もちろん、ネットにも引っかかりません。 実は、私自身、かなり昔、 この滝…

久しぶりの"玉川峡" "丹生の滝"と"五光の滝"へ

久しぶりの写真撮影の滝巡りに行ってきました。 夏が近づくと、 水が恋しく感じるようになります。 行き先は、このところ、ご無沙汰していた 「玉川峡」です。 玉川峡の二大滝…といえば、やはり 「丹生の滝」「五光の滝」ということで、 まずは「丹生の滝」…

『上湯川郷土誌(上湯川小学校編)』について

先日、『奈良県名勝志(十津川村抜粋)』 『十津川村村誌』二誌についての滝目録を 掲載しました。 しかし、もう一誌、忘れてはいけない文献が ありましたので、 ここで抜粋の上、紹介しておきたいと思います。 それは、昭和12年発行の 『上湯川郷土誌(上湯川…

"十津川村の滝"について

一年間を通して、絶好の山登り日和・ 撮影日和なのですが……。 新型コロナの影響で、山歩き、写真撮りに 遠出ができません。 もちろん ここ和歌山県から奈良県十津川村へは…。 ということで、 今、気になっていた文献の読み直しをしている ところです。 しば…

2020年版「高野山・熊野古道」のもくじ

51.山と高原地図 2020年版 [高野山・熊野古道・伯母子岳] 今回の『山と高原地図シリーズ』の2020年版「高野山・熊野古道 伯母子岳」は、 『十津川郷村誌』復刻版に取り纏められた 山・谷・滝・古跡等々について、出来得る限り の調査を試みるとともに、他資…

阿倍晴明ゆかりの笠塔山山麓"猫又の滝"へ

安倍晴明ゆかりの笠塔山山麓の "猫又の滝"を訪ねました。 紀伊半島のど真ん中には、三カ所の "猫又の滝"が存在します。 ひとつ目は、十津川村折立の玉置山山麓、 ふたつ目は十津川村上湯川の大井谷、 そして、 三つ目は、和歌山県田辺市殿原の 笠塔山山麓に…

弘法大師ゆかりの見残し滝

『十津川郷の昔話』に、 弘法大師ゆかりの "見残し滝"についての 記述があります。 「上湯川の上流、古谷[ふるや]川に 今でも"見残し滝"というのがある。 これは、大師さまが、谷々を調べ数える うちに、この滝だけ見落したらしく、 それでその名がついた…

十津川村上湯川の"観音滝"・"不動滝"・"おさよ滝"へ

【稲荷神社と観音滝】 1937(昭和12)年発行の 『上湯川郷土誌』(上湯川小学校編)に、 滝についての記述があります。 ・「引滝 八重佐川の上流にある滝で、後述の 引牛の伝説にからむ滝である。高さは約三丈余」 ・「猫又滝 大井谷奥にあり 蓋をたたへた様な …

"轆轤(ろくろ)滝"・"一ノ枝滝"・"堺滝"・"鶏渕の滝"へ

高野山を源頭とする "一ノ枝川"に懸かる滝 を探索してきました。 まずは、相ノ浦の轆轤(ろくろ)滝を目指します。 相ノ浦の"高野槇の湯温泉跡"から 御殿川の河原へ。 20分ほど広い河原をジャブジャブ。 二股を左の一ノ枝川へ。 すぐに谷が狭まると、岩場の奥…

大雲取山を源頭とする兵連の滝へ

新宮市熊野川町東の "兵連の滝"に行ってきました "兵連の滝"は大雲取山を源頭とする 東ノ川上流部に懸かる滝です。 新宮市熊野川町の小口から東ノ川を遡り、 最終民家付近の路肩に車を駐車。 林道分岐を左にとって、兵連の滝を目指します。 木が覆い茂った舗…

尾合戸の滝の謎、清納滝へ

9月に入っても、まだまだ暑い日が続いていますが…、 皆さんは、どう過ごしていますか?? 今日は旧国道168号線沿いの「尾合戸の滝」を 皮切りに芦廼瀬川の滝めぐりに行ってきました。 十津川村小原から折立に通じる立派なトンネルが 開通しているため、 旧国道…

十津川村果無の境目滝(おん滝・めん滝)へ

『十津川郷昔はなし』掲載の 「さいめん滝のたたり」の舞台とされる、 十津川村果無の 「境目滝(サイメキ・サイメンタキ)の 雌滝・雄滝」に行ってきました。 境目滝は、果無山脈の南面を源流とする フリウキ谷に懸かる二段滝です。 『十津川郷昔はなし』の詳…

木地師の里、「ほしやたわ滝」「オン滝」「メン滝」へ

木地師の里と伝えられる 天瀬谷の滝探索に行ってきました。 今回の目的は天瀬谷の "オン滝" "メン滝"の位置特定のための滝探索です。 天瀬谷は、最近、ネット上に多く掲載されている 沢登りコースのひとつです。 暗くて細い天瀬谷の枝谷を登っていくと、 突…

金剛山石ブテ東谷へ

体が鈍りそうなので…、 またまた、金剛山に登ってきました。 今回は、先々週に登った、 もみじ谷の西隣の谷、石ブテ東谷です。 暑い夏には、沢登りに限りますね。 (家に帰り着いてから、今日の梅雨明けを知りました) 石ブテ東谷の沢登りは、13年ぶりです。…

梅雨の合間に、大滝・恋小袖の滝・曼荼羅の滝へ

中々、梅雨が明けそうになく、 雨は、しっかり降っているため…、 という訳で、日頃、 水の少ない滝を目指して、 滝の写真撮影に出かけてきました。 まずは、高野大滝へ。 高野龍神スカイライン入口近くの大滝です。 ここは、いつもにも増して水量が多く、 下…

うひゃ~、谷の水量は半端じゃありません。松平谷の滝へ

このところの雨続きながら、意を決して、 以前から気になっていた 松平参詣道沿いの 滝撮影に出かけてきました。 うひゃ~、谷の水量が半端じゃありません。 しかし驚いてばかりは、いられません。 まずは松平谷に架かる橋の上から 穴口の滝を撮影。 マイナ…

急遽、思い立って、モミジ谷から金剛山へ

急遽、思い立ち…、 昔から慣れ親しんだモミジ谷から金剛山へ。 金剛山(B) 水越峠からガンドガコバ林道を 1キロメートルほど金剛山方面に 歩いたところに「越口(古背口)」という 場所があります。 見過ごしてしまいそうなところですが、 河内側と大和側との…

涼しさを求めて…、赤目四十八滝へ。

涼しさを求めて…、 赤目四十八滝の滝探勝です。 自由参加の会の7月例会です。 夏は暑いものと分かってはいるものの…、 さりとて、わざわざ暑いところの山歩きも… といったところでしょうか?。 暑い時期の山歩きのコース選定は、 苦労しま~す。 ところで、滝…

十津川村玉置川の二ノ滝は、何処に!!

当ブログでは、 主に山歩き等について 書き綴っていますが…、 今日は、 机上での滝位置の探索について 少し書いてみたいと思います。 ということで、 具体的には『十津川郷村誌』の 玉置川村の項に記載されている "二ノ滝"の位置についての考察です。 [垢離…