【龍神街道の城ヶ森越え】

二日目は龍神街道の城ヶ森越えを

経て城ヶ森山です。


城ヶ森越えは和歌山城下から龍神

温泉に通じる龍神街道の

一ルートです。 

[城ヶ森山レーダー雨量計観測所]

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[城ヶ森山ルート軌跡]

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[城ヶ森山ルート軌跡]

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小森谷渓谷の出合橋をスタート。

支尾根に取り付き、亀谷山を経て、

城ヶ森越えの古道に入り、

城ヶ森山を目指します。

登り始めは、予想以上の立派な

広い道が続き、今日は、余裕で

山歩きが楽しめるものと思って

いました。

しかし、あにはからず、亀谷山

の山腹を巻きはじめた頃、

突然、道が崩れ落ちており、

結局、亀谷山直登コースで、

その場は何とか突破…。

亀谷山から城ヶ森山へは、

かつての城ヶ森越えの古道を

彷彿とさせる快適な道が続きます。

新緑が目にまぶしく、

ミツバツツジの花が古道を

彩っています。

しかし、ここで更なる試練が!!。

「行きはよいよい帰りは怖い」の

例えがあるように、

亀谷山の西山腹を通る古道が崩れ

落ちており、廃道同然。

残念ながら、貴重な龍神街道の

一ルートが消えようとしています。

[城ヶ森越えのルートから六里ヶ峰方面を望む]

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[城ヶ森山レーダーを正面に望む]

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[ミツバツツジ咲く城ヶ森越え古道] 

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[城ヶ森越えの古道とブナの木]

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[城ヶ森山レーダー雨量計を間近に望む]

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[コースタイム]
小森谷側城ヶ森山登山口07:25-09:10亀谷山09:15-11:10城ヶ森山11:50-13:35小川辻13:40-14:50小森谷側城ヶ森山登山口

【牛の交易の古道、牛廻越え】

5月11日~12日の2日間で、

紀伊半島のど真ん中、

牛廻山と城ヶ森山の二山を

登ってきました。

 

一日目は牛廻越えを経て牛廻山です。

牛廻越えは、龍神村小又川と

十津川村迫西川の集落を東西に結ぶ

峠路で、かつて親牛と仔牛の交易が

行われた名残りの呼び名と言われて

います。

[牛廻越えの3D軌跡]

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[牛廻山山頂]

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小又川の五味垣内橋を渡ってすぐ

左手、山裾に取り付き、大クボ山、

ミノ又山、大峠を経て、大峠山の

南山腹を絡み、牛廻山を目指します。

現在の道は、かつて牛を引いて

登ったとは思えない程、狭く、

おまけに急峻、中腹では林道も

走っています。

ミノ又山を過ぎた辺りからは、

ようやく先人たちが築いてきた

古道の雰囲気が漂い始めます。

大峠を越えると、

石積みの跡も見られ、より一層、

古道の息吹きを感じるように

なります。

しかし、

現在では、歴史の流れ、

風雨による自然現象と共に、

残念ながら、古道の一部の廃道化

が進みつつあるのが現実です。

一部の登山者だけが利用の古道で、

寂しいの一言です。

ブナの原生林に囲まれた小広い

台地の山頂では、

あちこちでミツバツツジの花が

満開でした。

しばし、山頂でのひとときを

過ごした後、大峠経由で帰路に

着きました。

[牛廻越えの軌跡]

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[五味垣内橋]

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[牛廻越え入口]

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[大クボ山への道]

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[大峠への道]

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[果無山脈方面を望む]

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[牛廻山山頂はすぐ]

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[牛廻山山頂近くの烏帽子岩]

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[ミツバツツジの花が咲く山頂]

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[山頂近くのブナの大木]

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[ヒヨキノタワ 小さな石の導き地蔵さんが立っています]

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[コースタイム]
五味垣内橋08:45-10:00大クボ山10:05-12:15牛廻山13:15-13:20ヒヨキノタワ13:35-14:10大峠山14:15-15:20大クボ山-16:25五味垣内橋 

二日目の城ヶ森山に続く

 

 

【高野山発見の道】

弘法大師高野山発見の道」の

紀和トンネルから的場山までを歩いてきました。

新緑にミツバツツジの花がきれいでした。

[3D-GPS軌跡]

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[GPS軌跡]

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[紀和トンネル 右の道を登る]

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[新緑のすき間から金剛山を望む]

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[樹林帯にミツバツツジ]

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[東側に大峰山脈の眺望が開ける]

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[コースタイム]

林道入口9:20-紀和トンネル入口9:42-9:50紀和峠-10:00高塚-10:15スナダラリ峠-10:50牛のタワ-11:20鐘割峠-11:35三角点11:55-12:20林道出合-13:15林道入口

 

 

 

【新緑の黒沢山・沼池】

N氏と二人で、

来月に予定している

「地図読みテクニック入門」講座の

黒沢山から沼池」ルートを歩いて

きました。

新緑がまぶしく、山を歩くには最高の

季節です。

今日も充実した一日を過ごしました。

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心なしか、沼池の水が多く、

またカキツバタの葉も多いようにも感

じました。

ということで、カキツバタの花に期待

が持てそうです。

後は天気次第ということで…。

当日が楽しみです。

[GPS軌跡]

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[黒沢山山頂に向かう尾根からの眺め]

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[黒沢山山頂・三等三角点]

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[黒沢山の南尾根から生石ヶ峰を望む]

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[黒沢山の南尾根から黒沢山ゴルフ場を望む]

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[黒沢山の南尾根で見かけたリンドウの花]

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[名寄松]

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[名寄松入口]

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[小川八幡神社]

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[コースタイム]
林道終点(P)08:50-09:12尾根分岐-10:00黒沢山10:02-10:33沼池10:45-11:40名寄松-11:45名寄松広場[昼食]12:50-13:00林道出合-13:30名寄松入口13:00-13:40小川宮-13:45生石ヶ峰登山者用駐車場

【新緑の衛門・嘉門の滝へ】

日高川源流域の小森谷渓谷(※)から

衛門・嘉門の滝を(4/28)歩いてきました。

[新緑まぶしい衛門・嘉門の滝]

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[3DによるGPS軌跡]

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遊歩道の修復が完了したとの情報があり、

十数年ぶりに小森谷渓谷に出かけました。


しかししかし、小森谷遊歩道に入って、

20分余り、吊り橋を渡った辺りから道が

不明瞭になり、その後、新しく架けられ

たと思われる橋が落ちていたり、

道が土砂で埋まっていたり、

中々、デンジャラスな道が

続いていました。

小森谷遊歩道と書かれた看板だけは、

真新しいのだが…。この状態では

遊歩道とは言えないだろう…。

小森谷遊歩道を歩かれる方は、自己

責任でお願いします。


何とか遊歩道(?)を通り抜け、

次の目的地、越戒の滝を目指します。
林道沿いは、

ようやく芽吹きが始まった頃で、

ヤマザクラの花が山肌をピンク色に

染めていました。


酷林道を進み、滝入口に到着。

滝入口から15分余り、越戒の滝、

滝落ち口を眺めます。

その後、三段の滝を経て衛門・

嘉門の滝へ。

左が衛門の滝、右が嘉門の滝、

新緑が陽光に輝き、

最高のシチュウエーションで

迎えてくれました。

 

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[滝への道]

 

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[遊歩道入口]

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[赤壺]

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[吊り橋を渡って…]

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[はしごの片側落ちて…。何とか歩けます] 

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[吊り橋を渡って、ここから林道]

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[林道沿いの道]

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[滝入口]

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[越戒の滝。落ち口から滝をのぞき込む]

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[三段の滝を左下に眺めながら…遊歩道を進みます]

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[新緑にまばゆい衛門・嘉門の滝]

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(※)小森谷渓谷は護摩壇山(1372メートル)のふもと、日高川の源流域にあり、清流と豊かな自然林に囲まれた景勝地平安時代末期、源平合戦に敗れて龍神村に落ち延びた平維盛が隠れ住んだとされる屋敷跡や、家来が身を投げたといわれる「衛門・嘉門の滝」、恋人だったという地元の娘、お万との伝説が残る「赤壺(つぼ)」「白壺」「お万が淵(ふち)」などの名所があります。


[コースタイム]
小森谷林道入口09:15-09:38小森谷遊歩道入口09:40-10:00吊り橋-10:40白念の滝滝見台10:50-11:15吊り橋11:30-11:45お屋敷跡-12:15滝入口-12:22越戒の滝-12:25三段の滝-12:35衛門・嘉門の滝13:00-13:15滝入口-13:50吊り橋13:55-14:15白念の滝滝見台-15:05吊り橋-15:22小森谷遊歩道入口-15:45小森谷林道入口

 

【春の中辺路を歩く】

滝尻王子社から熊野本宮大社までの

熊野古道を1泊2日(4月23日~24日)で

歩いてきました。 

hikojima.hatenablog.com

[GPS-3D軌跡]

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熊野古道は、私にとってスポット的に

何度も歩いていたものの、通して歩く

のは20数年ぶりになります。

そして、出来るなら天気の良い日に歩

きたいと思い、天気予報と、にらめっ

こしての山行きとなりました。

新緑と春の陽気にも恵まれ、

充実の熊野古道歩きを楽しみました。


1日目は、滝尻王子社から近露、

2日目は近露から熊野本宮大社まで、

1泊2日の長丁場です。

 

私にとっての久しぶりの熊野古道歩き

となりましたが、今更ながら出逢う方

のほとんどが外国人でした。

宿の方に聞くと、宿泊者の約7~8割

が外国人だとのことです。

さすが世界遺産登録の威力です。


途中、外国人の彼ら、彼女たちとは、

何度も追い越したり追い越されたりの

繰り返しとなりましたが、

心から熊野古道を楽しんで歩いている

風にも感じました。


日本人の私たちも、もっと日本の良さ、

熊野古道を知らないといけませんね!!。

 

[GPS軌跡-1]

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[GPS軌跡-2]f:id:hikojima:20170426214724j:plain

[GPS軌跡-3]

熊瀬川から岩神峠(岩神王子跡)を経て、蛇形地蔵に抜ける峠路が本来の熊野古道ですが、地すべり発生の危険があるということで、南側に迂回路(朱記、今回こちらを通りました)が設置されています。迂回路は、岩上峠越えの道(青線)です。

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[GPS軌跡-4]f:id:hikojima:20170426214735j:plain

[滝尻王子社]

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[剣山への急坂]f:id:hikojima:20170426214315j:plain

[胎内くぐり]f:id:hikojima:20170426214337j:plain

[乳岩]f:id:hikojima:20170426214347j:plain

[不寝王子]

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[飯盛山から槇山を望む]f:id:hikojima:20170426214420j:plain

[高原熊野神社]

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[高原の集落からの展望]

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[高原池]

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[十丈王子]

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[小判地蔵]

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[牛馬童子口バス停から箸折峠へ]

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[箸折峠の牛馬童子像]

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[近露の里]

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[近露王子]

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[近露 秀衡桜]

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[一方杉]

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[迂回路、岩上峠への道]

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[蛇形地蔵尊]

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[湯川王子]

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[船玉神社]

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 [発心門王子]

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[水吞王子]

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[伏拝王子]f:id:hikojima:20170426214643j:plain

[伏拝王子から熊野本宮を望む]f:id:hikojima:20170426214647j:plain

[コースタイム]

 [一日目]
滝尻王子08:25-09:05剣山09:10-10:10高原熊野神社10:30-11:15高原池-11:55十丈王子12:25-14:00逢坂峠-15:30箸折峠15:50-16:00近露王子(泊)
[二日目]
宿泊地(月の家)06:20-07:30一方杉07:40-08:25小広峠休憩所08:40-10:47蛇形地蔵10:50-11:24三越峠休憩所11:30-13:15発心門王子13:20-13:30発心門王子休憩所-14:40伏拝王子跡15:00-15:23三軒茶屋跡-16:01熊野本宮大社

 

 

【桜の老樹は満開の黒河道】

「地図読みテクニック入門」講座の

ハイキングで「黒河道」を歩いてき

ました。

堺よみうり文化センター主催、

2017年春の第2回目のハイキングで、

参加者は、26名です。

私的には、今回で3回目です。

年を重ねるごとに、道標、道の整備

が進みつつあるようです。

これも世界遺産に追加登録された

ための措置だろうと思います。

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しかしながら、コース中にトレイが

設置されていないのが残念なところ

です。今回の計画においても、

トイレの"ある"、"なし"で、

参加を見送った方もおりました。

早期の設置を期待したいところです。

さて、8時20分、橋本駅をスタートし、

12時30分、久保小学校に到着。

予定していた久保小学校の校庭での

昼食。久保小学校の老樹の桜は、

散り始めといったところです。

私たちのために最高の情景と花見

場所を与えてくれたような、

勝手な解釈をしてしまいました。

 

[GPS軌跡]

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[定福寺スタート]

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[宮谷大師堂]

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[柿畑の農道を登っていく]

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[五軒畑岩掛観音にて休憩。紀ノ川の展望が開ける]

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[明神ヶ田和の道標]

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[赤石]

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[シャガの群生地を経て丹生川へ]

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[久保小学校の老樹]

久保小学校ほかについての詳細説明はこちら

www.aikis.or.jp

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[樹林のすき間から戦場山を望む]

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[コースタイム]
JR橋本駅8:20-9:40明星ヶ田和9:45-10:30市平橋10:40-11:35美砂子峠11:45-12:25久保小学校13:30-16:25奥の院バス停