【六里ケ峰はまだまだ、冬】

龍神街道のヤゲン(薬研)坂を登り、

六里ヶ峰(六里越え)を経て護摩壇山

森林公園ワイルドライフ管理棟まで

を歩いてきました。

[六里ケ峰の林道]

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[3Dルート図]

f:id:hikojima:20170318203015j:plain思っていた以上の雪の多さと、

六里ヶ峰の樹林のすき間から望む

奥高野の山々の眺望に大感激!

ヤゲン(薬研)坂の中ほど一部分に、

踏み跡の薄いところがあったものの、

踏み跡を忠実にたどれば立石(※1)

分岐に至ります。

古道分岐からは、ほぼ水平の林道

歩きです。真っ白な雪の上を歩く

足の感触、ブナ・ミズナラの原生林、

そして

青い空、樹林のすき間から望む

護摩壇山、龍神岳、城ヶ森山、

鉾尖岳といった奥高野の山々、

何もかもが新鮮でした。

[GPS軌跡]

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[八幡神社]

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[薬研坂入口]

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[立石]

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[衣掛岩]

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[鉾尖岳方面の展望]

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[六里ケ峰から管理棟を望む]

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[六里ケ峰から城ケ森山を望む]

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[管理棟]

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[管理棟から護摩壇山方面を望む]

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[コースタイム]
亀谷橋08:20-08:30薬研坂入口10:10立石10:15-10:50古道分岐10:55-11:00衣掛岩-12:05ワイルドライフ管理棟12:35-13:30衣掛岩(※2)-13:35古道分岐-13:55立石-14:50薬研坂入口-14:55亀谷橋

 

(※1)立石
六里越えに残る唯一の道標で、「大水の時は此方へまわるべし」と記され、大熊方面との道分けにもなっています。

(※2)衣掛岩
弘法大師薬研坂で汗をかいたので、岩に衣を掛けて干したと伝えられています。

 

【寒風吹く七霞山】

高野古道の捻草越え(※)から

七霞山に、「玉川峡を守る会」

の有志5人で、登ってきました。

 

[左から右の奥側に、摩尼山、

古宮岳、楊柳山、雪池山、手前に

護摩の壇を望む]

[鉄塔前展望地から高野の峰々を望む]

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 [カシミールによる展望図]

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[鉄塔前の展望地から南の方を望む]

(下記写真は井奥氏より受領)

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[GPS軌跡]

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[コース図]

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横なぐりの風に、時折、白いものが

混じる、あいにくの天気で気が沈み

がちかと思いきや、

皆さん気合いが入っています。

昨年暮れから進めている捻草越えの

道整備の総仕上げとなる2ヶ所の

道標設置と一部の捻草越え整備に汗

を流しました。

七霞山山頂近くから望む冬空の

金剛山奈良盆地、高野の峰々

の眺望は格別。

今日も一日、

楽しい山歩きとなりました。

古道入口には、階段道があります

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ひとつ目の道標

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かつての崩壊地

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左下に「ケヤキ岩」

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れいな自然林。下筒香辻に向かう

f:id:hikojima:20170316135156j:plain七霞山山頂

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ヒイロタケ(緋色茸)

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左手が見事がアカマツ

(止め山です)

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金剛山奈良盆地を望む

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北宿で見つけたロウバイの花

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[コースタイム]
河合橋09:15-10:00ケヤキ岩10:10-11:30四等三角点11:10-11:50尾根鞍部12:20-12:35下筒香辻12:45-13:05七霞山13:10-13:30展望地13:40-14:40小峰辻-15:25やどり温泉

(※)捻草越えについて
江戸時代の地誌『紀伊風土記』に
「摩尼谷より川合の橋へ出て七霞を過ぎて
富貴へ行を捻草越といふ高野より大峰山
の本道とす」と記されています。
また山頂近くには「お杉茶屋」があったと
言われています。

                                               [end]

【落ち葉の絨毯、ブナ山・高時山】

今日も先日に引き続き、

風屋ダム湖近くのブナ山と高時山に、

友人3人で登ってきました。

移動性高気圧のポカポカ陽気の中。

落ち葉の絨毯の上を

「カサコソ、カサコソ」と歩く足の

感触がたまらなく気持ち良かった

ですよ(^^)。

[二等三角点のブナ山山頂]

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[GPS軌跡]

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[樹林のすき間から雪を被った八経ヶ岳]

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[3Dによるコース図]

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風屋ダム湖畔から九十九折れの狭い

車道を登りきったところ、

まさに天空の郷の集落、「高津」へ。

高津と書いて「たこうづ」と読むよう

です。

 ここ高津集落から三里越えの古道(※)

を高津峠に登り、尾根伝いにブナ山と

高時山を目指します。

[高津集落]

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[三里越えの古道を歩く]

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[高津峠は間近]

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[ブナ山への道]

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[ブナの林…尾根分岐近く]

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ブナ山は自然林のきれいな山で、憩う

には最適です。

残念ながら、

展望にも恵まれない山でしたが、

落ち葉の絨毯を歩く足の感触は、

たまらなく気持ちよかったです。

下山は、ブナ山の北尾根を高津集落

まで周回しました。

このコースを歩く人が少ないようです。

分岐点が分かりづらく(テープ有り)、

尾根の激下りもあります。

[二等三角点のブナ山山頂]

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[広い道を高津集落へ] 

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[コースタイム]
高津集落08:30-09:30高津峠09:35-09:55三里山10:00-10:15高津峠11:30-尾根分岐11:40ブナ山11:45-12:15高時山13:15-13:40ブナ山13:55-14:05尾根分岐-15:05高津集落

 

 

※【三里越えについて】

十津川村北部の中心集落『上野地』

から十津川沿いに南下していくと、

『川津』、『風屋』の集落があって、

この川沿いのルートが西熊野街道

呼ばれています。

三里越えは、上野地の南で山に入り、

『高津』の集落を経由して高津峠に

登ります。

その後、高時山の西山腹を長々と

トラバースして、

『滝川』又は『風屋』に至るまでを

三里越えと呼んでいます。

三里越えは近世以前の道として利用

されていたようです。

                       [end]

 

 

【ブナの林がきれいな法主尾山】

法主尾山と書いて、「ぼうずおさん」

または、「ほっすおうざん」と読むよう

です。

十数年前に一度登ったことがありました

が、今回が2度目です。

[8合目近くのブナの林。少し雪が残っていました]f:id:hikojima:20170309171735j:plain[ルート図]f:id:hikojima:20170309174546j:plain

出発前の気温は2度ということで、

少しモチベーションが下がり気味…。

しかし、しかし…

暖かい陽の光にも助けられ、

心地よい汗をかきました。

また8合目近くのブナ林の美しさは

格別で、樹林のすき間から、雪を被

った大峰山脈を眺めながらのひととき、

心が落ち着きます。

コースは、風屋ダムの南から尾根に取

付きます。

登山道は、尾根に沿って続いており、

少し踏み跡の薄いところがあるものの、

尾根を外さなければ、問題なく山頂に

至ります。

[GPS軌跡]f:id:hikojima:20170309171902j:plain[風屋ダム湖]f:id:hikojima:20170309172620j:plain[サイレン塔…三等三角点]f:id:hikojima:20170309171947j:plain[展望地から高時山と足元に風屋の集落、風屋ダムを望む]f:id:hikojima:20170309172109j:plain[ブナの林…右側が切れ落ちている]f:id:hikojima:20170309172228j:plain

f:id:hikojima:20170309172240j:plain[先客の足跡?]f:id:hikojima:20170309172553j:plain[法主尾山山頂の三等三角点]f:id:hikojima:20170309172247j:plain

[コースタイム]

風屋ダム(9:00)-(9:20)サイレン塔(9:25)-(10:20)802m峰(10:25)-(10:50)ブナの林(10:55)-(11:25)法主尾山(11:30)-(11:50)ブナの林(12:10)-(12:30)802m峰-(13:00)展望所地(13:10)-(12:20)サイレン塔(12:25)-(13:40)風屋ダム

 

 …追伸…

 

『日本山岳ルーツ大辞典』には、

「坊主に同じで、山峰が頭を丸めた

坊主頭のようで、そのうえ尾根の美

しい山ということ」と記されています。

[end]

 

 

【見頃の梅林と四石山】

「地図読みテクニック入門」講座の自由

参加のハイキングで、総勢14名、梅林で

知られている金熊寺から四石山のハイキ

ングを楽しみました。

 

 金熊寺梅林からの四石山へのコースは、

谷から尾根への激登りと激下り、そして

激登りが連続します。

と言っても、

目指すは400メートル足らず(384.4m)の

山頂です。

春らしい陽気の中、

気持ちの良い汗を流しました。

 ルートは、やや不明瞭なところもあり

ましたが、テープ等が至るところに付け

られており、注意して歩けば、山頂まで

導いてくれます。

 

金熊寺梅林では満開の梅林を堪能。

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青い空とちょうど見頃となった梅林で、

おでん片手に早々の大休憩

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[GPS軌跡]

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左手に梅林を眺めながら進みます

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その後は谷から尾根への激登りと激下り、

そして激登りが待っています。

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ウバメガシが茂るきれいな尾根

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自然林の美しい山道

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再び登り。山頂まであと少し

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四石山山頂の道標。

「近畿自然歩道」の立派な道標が

設置されていました。

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近畿自然歩道の谷への下り

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「わんぱく王国」に向けての激登り。

ルートもきれいに整備されていました。

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わんぱく王国の寒緋桜は満開でした

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 次回も楽しい山を歩きましょう!

【コースタイム】
金熊寺バス停(9:05)-(9:15)金熊寺梅林(10:10)-鉄塔尾根-(12:15)四石山(13:00)-(13:30)谷分岐(13:35)-(14:05)わんばく王国(14:20)-(14:25)山中渓駅

                             [end] 

【入道ヶ岳から眺望を満喫】

鈴鹿セブンマウンテンの一山、

入道ヶ岳に登ってきました。

コースは、北尾根から北の頭を経て

入道ヶ岳山頂へ、

下山は二本松尾根という、

定番コースです。

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[鎌ケ岳・御在所岳を望む]

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ここ最近の気温と天候で、

さほど雪の期待はしなかったものの、

山頂からの360度の眺望は期待以上でした。

[綿向山にズームイン]

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[山頂まで1.3kmほど、前方に入道ヶ岳を望む]

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[北の頭までもう少し]

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[鎌ケ岳と御在所岳]

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[北の頭の草原]

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[入道ヶ岳山頂]

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[椿大神社]

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[コースタイム]

椿大神社駐車場9:30-9:55登山口10:00-10:40避難小屋-11:40北の頭11:50-12:00入道ヶ岳12:40-13:22滝ヶ谷分岐-14:10椿大神社-14:20駐車場

[コース3D地図]

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[end]

 

 

【豆街道を歩く】

「玉川峡を守る会」の有志三人と、

高野古道の「豆街道」と「六尺道」

を歩いてきました。
豆街道を歩くのは今回はじめてです。

 

豆街道は、野迫川村において、

大規模に高野豆腐の製造が

行われていた頃、

原料となる大豆を橋本から

玉川峡沿いに点在する、

やどり集落(宿・杖ヶ薮)を通り、

野迫川村に運んだ道と言われています。

豆街道は江戸時代後期まで

利用された道で、

見事な石積みが残っています。

 

[GPS軌跡]

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しかし南宿から杖ヶ藪間の豆街道は、

全体的に古道の痛みが

激しいように感じました。

とはいえ、杖ヶ藪、倉の辻峠間、

護摩の壇からの六尺道は、

石積みをはじめ、

岩を削り取った道など、

歴史の雰囲気を味わいながらの

古道歩きを楽しむことができました。


ちなみに、六尺道は、

宿から高野山に登る道で、

六尺の幅を有していたと

言われています。

[やどり温泉前の豆街道入口]

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[豆街道の石積みを歩く]

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[杖ヶ藪]

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[丹生神社]

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[弘法大師像]

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[展望所から護摩の壇を望む]

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[立尾(六尺道)の展望地]

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    [end]